ダイヤモンドプリンセス。差し入れのシウマイ弁当4000食は全て廃棄とな!

2月13日15時追記 昨日届けられたシウマイ弁当、ダイヤモンドプリンセスに乗船している人へ届かなかったそうな。この一点だけ見ても全く統率取れていないことが解る。渡せないのなら最初から断れば4000食分をゴミ箱に捨てずに済んだ。なぜそうなったのか追求しても、昨今の我が国の政治家&役人を見れば解る通りノラクラ逃げられる。

自衛隊がレンタルしている元カーフェリー「はくおう」が近所の埠頭に停泊している。100部屋くらいあります。感染者の移送に四苦八苦しているようだけれど、症状出ていない人と軽症の人だけそちらに収容すればいい。治療の必要性出たら、順次移送すればよかろう。症状でてない人を長距離運ぶなんてナンセンスです。ということすら考えられない。

そうこうしているウチ、東京でパンデミック起きることを想定しなければならない。通勤電車なんか感染させるため走っているようなモンです。そうなった時の準備はおそらくできてないと思う。感染者が病院に行き、そこで他の人に感染させるという状況、武漢でも報告されている。同じ道を辿ろうとしている。優秀な指揮官が一人いれば日本人はよい仕事するのに。

2月12日15時追記 フィクションながら戦国自衛隊という映画があった。近代兵器で戦国時代の人達と”戦”をするというストーリーです。当初、自衛隊が圧倒するもののの、飽和攻撃を掛けられ最後は槍や弓矢にヤラれてしまう。「自衛隊を現代医療」。「当時の足軽を新型ウイルス」に置き換えて考えると、武漢で発生した大量の死亡者と今後の我が国の状況を想像出来る。

ダイヤモンドプリンセスのデスク

ダイヤモンドプリンセスで感染し入院措置となった174人のウチ、4人が集中治療室や酸素吸入などの治療を受けているそうな。今回のウイルス、3%くらいが主として呼吸困難により重症化すると言われてます。この3%のウチ、適切な処置をしなければ2%くらい亡くなっているようだ(重症になった3%も適切な処置をすればインフルエンザ程度の死亡率になる)。

インフルエンザはシーズンで1000万人くらい罹患するという。新型ウイルスも同じくらい感染したとすれば、3%の30万人が重篤化するということ。1000万人を5ヶ月で割れば毎月6万人の緊急を要する罹患者出ると言うことになる。武漢の場合、初期に10万人くらいの感染者出たため、3000人くらいの重症患者が出て、十分な治療出来ず2%亡くなったということなんだろう。

我が国も人ごとではない。武漢のような感染が始まれば通勤電車なんか明らかに濃厚感染です。私が厚労省なら、そうなった時の対応策を早急に打つ。本日感染が判明した乗員/乗客39人ですら受け入れ医療機関無し。昨日だって岐阜まで運んだ。ダイヤモンドプリンセスは、症状出ていない人や軽い症状の人は近所に停泊してる「はくおう」を病院船のように使い、収容したらいい。

ナニからナニまで後手だし、私ですら2月5日時点で乗員をどうすると書いてきているのに、やっと課題に挙がり始めた。感染が判明した乗組員、直前まで働いていたというから深刻だ。まずは東京で10万人くらいの感染者が発生し、3000人くらいの重篤な患者出るという前提の準備を始めるべきだ。2月下旬から3月上旬の罹患者数増えなければいいと願う。

2月10日23時追記 新たに66人増えた感染者の移送が全く進まない。もはや受け入れ可能な病院無いからです。中国のことは言えない。救急車すら間に合わない。すでに自衛隊の救急車まで投入してる状況。1000人単位で重篤者が出た場合、具合悪いからと自力で病院に行くと、中国のように待たされ廊下で点滴を受けるようになる。重い肺炎だと酸素不足で窒息死です。

医師に診て貰うまで自分で何とかしなくちゃならんです。こうなる可能性は酸素供給器を紹介した時点で予想つきました。ちなみに酸素吸入器を紹介したら「日本はそんなことにならない。具合悪かったら病院に行くべき」という意見を少なからず頂いた。確かに日本の医療、レベル高い。けれど数をこなせない。どんな高性能の迎撃システムを構築しても飽和攻撃されたらオシマイです。

酸素供給装置を紹介した記事

感染者増えないのも政府が「絶対検査を引き受けるな!」と拒絶しているからで、これまた中国よりタチ悪い。そもそも中国では毎日3000人罹患者が増えている=3000人以上の検査キャパシティを持っているということ。ダイヤモンドプリンセスの乗員の検査すら出来ない(正確にはやらない)状況って何? 中国の方がリカバリー能力あるかもしれません。

また、政府はダイヤモンドプリンセスに対し「検疫を終了していないから上陸させない!」と言ってるけど、沖縄が日本であれば、横浜の前に立ち寄り2000人以上の人が下船してます。詭弁でしょう。

2月10日11時追記 解っちゃいたことながら、ダイヤモンドプリンセスで新たに確認された6人の感染者のウチ、5人が乗組員だった。この5人、明らかに具合悪くなったので検査しただけだろう。もっともっと乗組員の感染者はいると考えるべきだ。そして乗組員は現在進行形で船内を動き回っている。いつまでこの茶番劇を続けるつもりなんだろうか。

興味深いのは長崎。現在コスタ・ヴェネチアが寄港中だ(出港は10日18時)。騒ぎになっていた2月8日にもコスタ・セレーナを受け入れた。さすが鎖国中に出島貿易を続けた長崎だけありますね、と妙に感心。ちなみに長崎を2月6日に出港したスペクトラム・オブザシーは現在台湾沖をノロノロ南西に向かってる。受け入れ港を探してる? また、ぱしふぃっくびいなすが18日に横浜着。

ぱしふぃっくびいなすは現在東南アジアをクルーズしている。乗客の大半が日本人。受け入れるしかありません。ダイヤモンドプリンセスも感染の有無をチェックし、陰性だったら新型コロナ以外の死人が出る前に解放したほうがいい。大手メディアは強く追求しないのだけれど、なぜ検査しないのか全く理解出来ない。また、今も感染の可能性ある乗組員が働いていることに触れません。

2月9日o時追記 昨日判明した3名のうち、同じ部屋を使っていたご夫婦の一人が感染。同時に検査したら奥様陰性だったという。普通、そんなケースだと一人が先に感染したと考える。当然ながらもう一人も感染することになると思うけれど、検査してくれないという。考えてみたら、ここで新たな感染者出たら、その時から14日間隔離しなければならない。バックレればいい、と考えてる?

本来なら全員検査すべきだと思う。症状無く陰性ならとりあえず帰宅させ、家に居て貰えばいい。飛行機で帰ってくる人と同じ対応です。今の我が国の対応を見ると、あえて検査せず感染者数を増やさないようにしているとしか思えない。中国と同じです。メディアも数字を全て鵜呑みにして伝えるのみ。独自解釈すると当局からプレッシャー掛けられるのだろう。

ただいつまでもバックレているワケにゃいかんだろう。すでに症状出ている乗客やクルーが100人単位で出ているという。100人単位で感染が確認されたら、我が国はお手上げになっちゃうかも。感染の可能性あるクルーが食事を配っている。何とかしないと隔離は無限になってしまう可能性大。只でさえ検査結果もすぐ発表されない状態。こうなれば日本の医療に期待するしかない。 

8日は朝から東京湾を出て生活排水を捨てに行ったのだけれど、どうやら9日の朝まで帰ってこないようにと言われているらしく、勝浦沖を行ったり来たり。速度も6ノットくらいまで落としたりするなど、時間潰しです。iMOCの波情報を見ると、波高”黄色”で250cm~299cmと小さいフネなら大揺れ。横波なのでフィンスタビライザーが効いているだろうが、波当たり振動あります。

2月8日0時追記 信じられないことながら、現在、食事を作っているのは調理担当のクルー。そして配っているはレストランとホテル部門のクルーである。最初の10人の中にフィリピン人のクルーが含まれていることを考えると、他のクルーに感染者いてもおかしくない。というか居るのが普通だと思う。そういったクルーによって作られ、運ばれた食事は安全と言えまい。

今後のチョイスは少ない。最もあり得るのが、今後クルーに感染者出ても完全に秘匿すること。もし食事担当のクルーに感染者出たら、そのクルーの担当客室はその時点から2週間検疫が必要。そもそもクルーはどこかで全員下船し、14日間検疫しないとずっとクルーズで従事出来ません(すでにダイヤモンドプリンセスは3月一杯のクルーズ予定を全てキャンセルした)。

2月7日10時追記 ダイヤモンドプリンセスから1度に41人の感染者が出た! 合計61人! 横浜でも隔離病室は多くない。横浜から他に搬送しなければならないだろう。連日100人単位で感染者が出てくるようになったら、さすがの我が国も対応出来なくなってくる可能性大。可及的速やかに防衛ラインを作り直さなくちゃダメだと思う。重度肺炎になったら酸素吸入が絶対に必要だ。

2月6日12時追記 昨晩はかなり遠くまで走り、今朝8時過ぎに横浜着。もし生活排水の処理に一晩かかるようだと、数日毎に出港して一晩航行し朝戻ってくるというパターンを繰り返すということでしょう。船内に居る人からすれば禁固刑を喰っているのと同じ。感染して監獄から出る方がいい? お酒はオーダー出来るんだろうか? 感染してるかもしれない乗組員からの給食もビミョウです。

2月6日0:20分追記 東京湾を出て生活排水を捨てに行ったダイヤモンドプリンセスながら、なぜか勝浦沖を東に(日本から遠ざかる)向かってけっこうな速度(18ノット)で航行している。ここまで行く必要無いし、速度上げる必要も無い。一つ解ることは、船内からの携帯電波届かない場所に居ると言うことです。また、香港でワールドドリームが”浮かぶ監獄”になってしまった。

ワールドドリーム乗船レポート

問題発覚からフェイスブックでダイヤモンドプリンセスの状況を書いてきた。自動車ジャーナリストの私ながら、ボート・オブ・ザ・イヤーの選考委員でありフネに関係している。ダイヤモンドプリンセスも乗ったことがあります。一般メディアと違う方向からこの件を追いかけて行きたいと思う。結論から書くと沖合で隔離は不可能です! どう解決していけるだろうか?

まず大手メディで取り上げられる前の2月3日13時の発信。「明日6時半横浜港着のクルーズ船『ダイヤモンドプリンセス』に、香港で下船した新型コロナ罹患の男性が乗っていた。横浜から乗船した20日は、すでに発熱&咳の症状が出ていたという。香港までの5日間、接触した人も多いだろう。横浜で降りる日本人2000人の検疫、どうする?」この時点で罹患者居ると予想出来た。

続いて2月4日16時。ダイヤモンドプリンセスの状況です。政府は何も情報出さないため、全てフネを巡る動きから推測しました。おそらく1)昨晩(3日夜)、発熱していた10人弱+同室の人を検体を確保。4日の午後になり、2)検体から相当数の新型コロナ出た。3)慌てて罹患者と濃厚感染した疑いのある270人を検査←今ココです。さらに罹患者いたらどうする?」。 

2月5日8時ダイヤモンドプリンセス、予想した通りになってきた。今朝になって最初の検体から10人の新型コロナ出て14日間の隔離へ。部屋から一歩も出られないとなったら窓無し船室は超辛いと思う。クルーズ船の船室には様々なタイプあり、外に面していない部屋もある。留置場だって窓があって外の様子わかります。人間、完全閉鎖された空間にいると変調を来す」。

ここからが問題です! マスコミなどは「船内ならシャワーもトイレもあるから隔離に最適」という。確かにその通りだと思うけれど、食事を誰が配るのだろうか? お客だけで1337部屋に食事を配らなくちゃならん。考えて欲しい。平時、2700人の乗客の世話をするため1000人の乗組員が必要。乗組員1000人を稼働させるとなると、この人達は感染しまくってもいいってことか。

乗組員1000人も隔離するとなれば、3700人のケアが必要。1000人規模のスタッフを投入しなければならないです。はたまたフネの場合、着岸離岸のため相応数の船員いるし、沖合に錨泊させたまま14日間ということになったら、その間の操船&メンテナンスだって必要。2700人の乗客を降ろした後、感染者いる可能性大きい1000人+クルーズ船を追い出せばいい?

2月5日の14時時点でダイヤモンドプリンセスは3700人分の生活排水を捨てるため東京湾外に向かっている。夕方くらいに大黒ふ頭へ着岸し、水や食料など積み込むと思う。その状態で出港し、大黒沖に錨泊するとなれば日本政府は1000人の乗組員につちゃ感染上等という判断をしたことになります。3700人全員の健康を考えたら、着岸し、陸から人員を投入しなければならない。

上の青が14時15分時点のダイヤモンドプリンセス。ブルーは自衛艦で、前の2つが「あきづき」「いかづち」。真後ろに「むらさめ」。少し離れて「いずも」と「ありあけ」がいる。これは偶然でしょうが。

最初に感染が確認されたのは、日本人3。香港人3。オーストラリア人2。米国人1。予想されたことながらフィリピン人の乗組員1人です。乗組員をどうする?

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