ダウンサイジング加給エンジン、ついに日本勢はドイツ勢に追いつけなかった。悔しい

日本は世界一のエンジン技術を持っていると思っている人が多い。けれどターボ技術についていえば、最後まで追いつかなかった。新型ゴルフに搭載されている1リッター3気筒ターボ、最高出力こそ110馬力と2000ccなら220馬力に留まるが、最大トルクは200Nmもある。これは先代WRX S4の2リッターターボエンジンと同じくらいの過給圧を掛けていることを意味します。

おおよそ1バールですね。普通、これだけ過給圧を掛けたらドッカンターボになるし、燃費だって悪化してしまう。なのに新型ゴルフときたらドッカンターボというより2000~3000回転で最大トルク出すディーゼルエンジンのような低回転型。100km/h巡航で20km/Lくらい走る。このエンジンをカローラワゴンに搭載されている1200ccターボと比べてみると驚くほど違う。

カローラワゴンの1200ccターボ、最高出力こそ116馬力ながら最大トルク185Nmしかない。カタログ燃費はWLTCモードで新型ゴルフ18.6km/L。方やカローラワゴンは16.4km/Lだ。車重を見ると新型ゴルフもカローラワゴンも1310kg。エンジン技術では完敗と言って良い。トヨタだけでなくシビックに搭載されている1500ccターボも最高出力を除き、VWの1500ccターボに完敗。特に燃費厳しい。

BMW3シリーズなどに搭載されている2000ccターボだって驚くほど燃費良い。320iで100km/L巡航したら余裕で18km/Lくらい走ってくれる。今まで生産されてきた日本の2000ccターボ車で100km/h巡航して普通に18km?L走るクルマは存在しない。クルマ業界の端っこにいるクルマ好きの日本人としちゃ、エンジン無くなる時代まで追いつけなかったことが残念でしかたなく思う。

たぶん素材で勝てないのかと。

<おすすめ記事>

コメントを残す

このページの先頭へ