テスラ・モデルXの事故、やはり自動ブレーキ稼働しなかった模様

先日東名高速で発生した死亡事故の件、ハイエースに追突したテスラ・モデルXの関係者から連絡がありました。詳細は捜査の関係上、紹介出来る段階じゃないものの書ける範囲で。やはり休日の東名道ということで流れたり、スピード落ちたりという状況だったようだ。そして私のWebでも予想した通り自動ブレーキが稼働しなかったという。

この点、すぐテスラに問い合わせたところ「自動ブレーキが稼働するかどうか保証できない。基本的に運転者の責任である」と言われたそうな。まぁ法規的にはその通り。けれどモデルXを売る際、さんざん「事実上の自動運転が可能です」ということをセールストークされたとか。テスラは『オートパイロット』のことを半自動運転と表記してます。

オートパイロットはアクセルとブレーキだけでなく、ハンドルも連続して制御する。ちなみにテスラ以外のメーカーは高速域でハンドルを15秒以上連続して手放すと、警告出てドライバーがハンドル握らなければならない(一部車種でもう少し長くハンドルから手を離すことは可能ながら、テスラのように連続してのハンドル制御は行わない)。

前回も書いた通り本来なら完全に停止出来なかったとしても、前方に止まっている2輪車3台を検知したら、急ブレーキ制御に入り相当車速は落ちたハズ。これを行わなかった、ということである。先日ウーバー車が歩行者をハネたけれど、あの事故も本来なら感知出来ているはずのライダーは見逃した(感知しても障害物じゃ無いと判定した)。

今回も必ず感知していたと思うけれど、障害物という判定をしなかった模様。とりあえずテスラに乗っているなら、オートパイロットを信じないこと。半自動運転という信頼性は確保出来ていないかもしれない。テスラ以外は、連続してハンドル制御を行ってくれるのは10km/h+αという低速域のため、大きな事故になる可能性は薄い。

もう一つ。どんな事情あっても、高速道路の本線上に居てはいけない。故障はもちろん事故でもダメ。今回のように追い越し車線側だった時は極めて難しい判断になるが、常時後方を監視するという基本を絶対忘れないで欲しい。複数の人がいるなら、発煙筒を炊き、三角表示板を持って少しづつ後方に移動。最初の数分さえ追突あれなければ、あとは渋滞になるます。

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