トヨタ、2026年発表の新世代電気自動車は生産効率を2倍にしてコストダウンするという

トヨタが2023年3月期の決算発表を行ったのだけれど、3つの点で激しく驚いた! 1つ目は国内で2兆円近い営業利益を出しているだけでなく、前年より4770億円もの増益になっていること。国内販売、長納期で厳しい状況になっているかと思いきや、絶好調だったワケ。バックボーンを調べてみたら値引き幅を大幅に減らしてもクルマが売れたため、販売協力金なども掛からなかったとか。 

2つ目はアメリカでの営業利益が746億円と極端に少なかったこと。240万7千台と前年比100.5%で同等。他のメーカーを見るとアメリカの営業利益で会社を存続させているような状況なのに。このあたりはトヨタ独自の会計方法があるのかもしれません。日本の収益増加の理由として為替変動を上げている。国内販売は為替と全く関係無いため、アメリカと関連しているんだと思う。

好調な欧州も減益になっているけれど、ロシアからの撤退費用を含んでいると言うことなので仕方ない。意外なのはアジアで、台数も営業利益も伸びている。その他の地域を含め収益の主役はハイラックスに代表されるIMVだという。調べてみたらトヨタ全体の収益の3割くらいがIMV。トヨタの強さは世界規模でバランスのよい収益を上げていることだと言われるけれど、その通りだと思う。

3つ目の驚きが中国。2022年4月からの1年間は新型コロナの鎖国状態が続いており経済も停滞気味だった。加えて中国市場の3割が電気自動車になっている中、トヨタだけ健闘している。参考までに書いておくと三菱自動車のアウトランダーは工場を止めるほど売れておらず、ホンダCR-Vも売れ行き半減という状況。そんな中で前年比98%の販売台数というから凄い。

また、2026年に発売するという新世代の電気自動車について新情報を出した。今までのクルマの作り方を大幅に見直し、生産効率を2倍にするという。生産ラインを今の半分で済ますという理解でもいいようだ。トヨタ、危機感を強く打ち出しているし具体的な動きをしている。全体的な収益バランスだって良い。他の自動車メーカーもトヨタのような情報を出したらいいのに、と思う。

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4 Responses to “トヨタ、2026年発表の新世代電気自動車は生産効率を2倍にしてコストダウンするという”

  1. よしの より:

    実際、国内の自動車販売に関してはトヨタ以外は選択肢がない状態ですからね。
    トヨタ車の出来が良くなった影響もありますが
    売却時のリセールが凄すぎて余程クルマ好きじゃない限り
    みんなトヨタ車を選ぶじゃないかなって思いますね。

    それほどトヨタと他社ではリセールが違いますし

  2. hisaoG より:

    「生産効率を2倍〜」協力の名のもと、部品メーカーさんにしわ寄せが行かない事を節に願います。

  3. トヨタ車ユーザー より:

    最高益ということで拍手喝采なのですが、販売奨励金を出さなくても売れたからと言うところが、何とも。。。
    普段から無理していたのが正当な経済取引になったという気もするし、ちょっと定価を抑えてくれ~と言う気もしますし(笑
    2026年に新型BEV、日本勢として頼もしく思いますが、ソルテラ/bz4xかわいそう…(しょうがないか)
    UX300eがあったので、bz4xは初出しと言うわけではなかったのに、もうちょっと頑張って欲しかったデス

  4. z151 サンバー愛好者 より:

    一番予想しなかったのはアメリカの大幅減益でしょうか?
    特に販売不振とかニュースの記憶がないので、円安局面で大幅減益というのが一番ソロバン勘定が合わないところ。
    アメリカでEV売る為に設備投資とか?
    電池工場自前で確保とか?
    多分単純な減益とかじゃなく、前向きな投資のような気がします。
    欧州はロシア撤退・精算を考えると赤字転落なのかと思ったら黒字にとどまっているのは率直に驚きました。

    多分EV生産ってICE付きとは全く違う発想でのやり方になるんじゃないかと思います。
    駆動部(モーター)とサスペンションは基本的にユニット(アッセンブリ)で組みつけるだろうし、ファイアーウォール(隔壁)はエンジンルームとキャビンというより電池(&インバータ)とキャビンでしょうし。
    組み立ての簡素化とか考えると一体成型の部品統合とかもあり得そうですし。
    模型好きの妄想ですが。

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