トヨタ、2027年にも全個体電池搭載の電気自動車を販売というニュース

13日の早朝からトヨタが2027年にも全個体電池搭載の電気自動車を販売するというニュースが流れている。どう考えたらいいだろう? まず全個体電池の課題だけれど、寿命とエネルギー密度だと言われてきた。やはり液体(ジェリー状)より個体の方がイオンの動き悪いし、寿命も短い。様々な素材を試しているようだけれど、決定的なモノが見つからない状況と聞く。

以前に書いた全固体電池の記事

小容量の全固体電池については実用化も見えてきたようだけれど、電気自動車のように「充放電回数2000回以上。時間的な寿命20年」みたいな厳しい要求レベルはクリア出来ていなかった。今回のトヨタの動きを見ると全て解決出来る見通しを立てた上、コスト的にもリン酸鉄リチウムやナトリウム電池と勝負出来るということになったんだと思う。

もし実用化出来れば決定的なゲームチェンジャーになる。電気自動車の航続距離を400km程度に設定することでエンジン車並みに軽く出来るし、急速充電だってガソリン補給と大差なくなる。大手メディアは「1200km走れる」とか報じているけれど、そんなに走れるなら電池搭載量を減らしてコストダウンさせた方がいい。依然として電気自動車を理解してない(笑)

ちなみに中国は来年にも全固体電池搭載の電気自動車を市販すると言われている。韓国だって全固体電池の実用化が起死回生策だと考えているという。トヨタの2027年は全固体電池実用化の時期として考えると悪くない。気になるのは他のメーカーだ。独自開発など不可能に近い。トヨタ開発の全固体電池を使えれば、世界のプレーヤーとして残れるかもしれません。

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5 Responses to “トヨタ、2027年にも全個体電池搭載の電気自動車を販売というニュース”

  1. 1701F より:

    ほんとだったらすばらしいですが、単なる飛ばし記事のような気がしてなりません。
    なぜなら、数年先の販売、量産だとしたら、既に試作品の公開、発表があってしかるべきですが、実物大(ここが重要)形状のものの公開はまだないですよね。

  2. けろけろ より:

    EVバッテリーと電気インフラは、表裏一体の関係であって欲しい。

    今も将来も、両者のビジョンが見えてこないのが悲しい。

  3. よしの より:

    メディアは全固体電池ばかり報道してますが
    あのトヨタの発表でお!?って思ったのは
    普及版のEVにはリン酸鉄を使うと言う発表の方が気になりました。
    やっぱりトヨタも分かっていたんだろなって思いますよ。

    全固体電池やハイパフォーマンス型はレクサス
    リン酸鉄の方はトヨタ、ダイハツ、スバルのブランドで使うじゃないかなって思いますよ。

  4. さらでぃん より:

    >様々な素材を試しているようだけれど、決定的なモノが見つからない状況と聞く。

    国家プロジェクトに関わっている東工大の教授もトヨタも、いい素材が見つかったと言っているのを日経新聞で見ましたよ。

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