トヨタどうした?

トヨタがついに禁断のPRを始めてしまった。これまで自動車メーカーは車両性能で省燃費をアピールしていたけれど
「ゆっくり走れ」と言っていない。しかし最近始まったトヨタのTVCFは「ゆっくり走りだそう」。そのバックに出ている映像を見たら、動き出しが極端にスロー。これをやられたら大変である。

以前行ったテストだと、ゆっくり走り出すクルマが交差点の先頭に居た場合、今まで20台通過できたような青信号も12〜13台になってしまう。青矢印で5台右折出来たタイミングなら3台。当然ながら交通渋滞を招く。道交法の基本理念を読むと「交通の安全と円滑な流れ」。安全と円滑は並列です。

何度も書いてきた通り極端にスローな発進は燃費にも良くない。轟然とダッシュするなど論外だけれど、円滑な流れを考えれば普通にスタートすべきだと考える。燃費を改善させようとして交通渋滞を招けば総合的に評価すると二酸化炭素の排出量を増やす。それとも「ハイブリッドに換えろ」という示唆か?

ハイブリッド車なら多少ゆっくり目のスタートでも燃費低下が無く、しかも交通渋滞したって燃費悪くならないですから。普通のエンジン車の場合、低いギアを多用し、信号待ちだって増えてしまう。ま、私は最近電気自動車の人になっていることが多い。電気自動車もゆっくり走り出すのは電費向上になる。

したがって極端にゆっくりとした走り出されても不満ない。ただ全体的に評価すればクルマの楽しさを大きく阻害することになるだろう。そんな交通モードになることを願うのなら、走る楽しさを追求しようとしてるFT-86なんか意味無
し。何でトヨタは自分の首を絞めるような宣伝を始めちゃったのだろうか?

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10 Responses to “トヨタどうした?”

  1. 小林 英弘 より:

    安直に「時流に乗った」宣伝内容にしてるんでしょうね。今のトヨタの主力商品がハイブリッド車なのと昨今のガソリン高を受けての「ゆっくり走りだそう」アピールでしょう。これを見たお客さんがディーラーで「ホントに燃費が良くなるんですか?」と言ったら「従来のクルマではさほど変わりませんが例えばウチのプリウスでしたら…」と誘導尋問の様にプリウスのカタログが…じゃないですか? FT-86がデビューしたら「ゆっくり走りだそう」CMは消えてなくなって「無かった事」になると思いますよ(笑)。でFT-86ハイブリッド(あるのか?)がデビューしたらまた復活したりして(笑)。
    それと道路交通法の「交差点内は徐行」は見直して欲しいですね。バイパスなんかの右折矢印付き交差点なんか現実的に徐行なんかできませんから。極端に見通しの悪い交差点は別ですけど。ちなみに交通マナーが超悪いウチの香川県では右折時はみんな血走ってます。時々あまりにもムチャな曲がり方して曲がった直後にパトカーに止められてるクルマを見かけます(笑)。「ゆっくり右折」なんか絶対できません。でもプリウスはよく売れてますね。

  2. ともさん より:

    話しはずれますが、 自分は、右折の時にウィンカーを 直前もしくは、停止してから出す人が、許せないし、燃費悪化の原因だと思います。右折レーンのない交差点(片側2車線)でこれをされると、20台中12台どころではなく、20台すべてが直進出来ません。通常ウィンカーを出すタイミングより速く出してくれれば、予測し車間開けるか左のレーンに移動しスムーズに通過できると思います。みなさんどう思います。

  3. グッさん より:

    MTの小排気量スポーツカーに乗ってますが、プリウスで迷惑なノロノロ運転する燃費バカには殺意がわいて来る事も有ります。
    発進でのアイドリングスタートで余りに遅くて引っ掛かるのもそうですが、高速の左車線をトラックより遅く走って全体を渋滞させる燃費バカは高速に乗らないで欲しいです。

  4. アミーゴ5号 より:

    先のコメントを書かれた方と同じ印象を持っていました。
    トヨタは、奥田体制でプリウスを産み出し、世界一の礎を築いたと思います。
    奥田元社長の経営は、非業界の自分が見ても、怖いくらい切れ味鋭いものでした。
    正直今のトヨタは、奥田ビジョンを具現化したものの、逆に現実が重く大きすぎて負担になっている印象を受けます。
    震災で、自動車自体造れなくなってしまった中、本当に大変だと思います。
    でもこういう時こそ、全国のディーラーで扱う中古車を、最優先で被災地に送り込むとか、軽自動車や軽トラの生産復旧を最優先して、東日本で割安で販売するとか、取り組んでほしい。

  5. COLT より:

    FT−86はこの際、走りより乗り心地に振ったセッティングにして、プレリュードやS13シルビアのようなキャラにして発売したらいいと思います。

  6. ダウンサイジング二郎 より:

    そのCMを見てないのですが 極度にデフォルメした遅い発進なのでしょう それを見て額面通り影響されるドライバーはそれほど多くない気がします 遅い発進奨励のCMですがむしろ結果ドライバーの平均運転スピードがわずかでも下がる などの期待ができるかもです
    個人的には 家の前を車が50キロで通過されてたのがこのCMの影響により無意識に45キロで通過してくれたら騒音が下がり助かります これも立派な環境対策の一つかと
    速度を出さない運転の楽しさも充分アリだと思います
    (もうひとつのこのCMの目的は無音発進によるハイブリッド車の起こるであろう事故を未然に防ぎたいという意図も?)

  7. かず より:

    あのコマーシャルは8つか9つあって、トランクには無駄に積まないとか停電時は早めのライト点灯などあって、
    トヨタのホームページに載っているお客様からの問い合わせ紹介を、コマーシャルにした感じです。
    スタート時のアクセルの踏み方編は、少し説明が乱暴かもしれません。
    広報部も、
    車にめっちゃ詳しいオタクみたいな人がやらないといけませーんね。
    スピードがのったらアクセルを外して…からのくだりのナレーションから説明をプラスαすりゃあ、わかり易いかと。
    昭和天皇陛下ご病気時のようなパターンのコマーシャルでも、良いかと思います。
    例えば、
    /生きる歓び、ときめきの新しいカリーナ/
    というCMコピーを、生きる歓びをなくして曲も変えた、というみたいに。
    静かな品のあるコマーシャルなら、差し支えないかと思います。
    トヨタ車体やセントラル、関東自動車工業のコマーシャル流すのも東北応援を兼ねていて良いかと思います。
    地元密着ならなおさらPRして、東北にトヨタ自動車有りをアピールし、復活復興の空気をメーカーとしてバックアップする事も大事だと思います。
    商品コマーシャルし難いなら、生産会社コマーシャルを。

  8. jun より:

    トヨタがゆったりしたスタートを啓蒙するのなら、メーカー側でアクセルに対する考え方を変える必要があるとも感じます。
    極端な言い方ではありますが、日本車、特にトヨタはまるでon offスイッチのようなアクセルが多く(パワー感の演出なのでしょうが…)その設定に馴染んでいるドライバーは、そのような走りになってしまうのも自然かと。
    重いペダルと2速発進の古いメルセデス…とまでは言いませんが、オルガン式ペダルとゆったりした加速をし易いセッティングを、多くの車種に採用してもらえれば嬉しいです。

  9. 下澤 淳 より:

    4月の新車販売台数が東日本大震災の影響による生産減で大幅に落ち込んでます。普通車前年比51%減です。
    その中でも、トヨタはダントツ落ち込んでます。68,7%減です。そんな時期に一見プリウスの燃費に有利になるとも思われるCM流すと色々考えてしまいます。

  10. さね より:

    久しぶりに書き込みさせてもらいます。一時は西日本に避難したんですが、やもえない事情で関東にもどり、まあいろいろやってした。トヨタのことになると書かずにはいられないのでつい書き込みます。 トヨタ自動車早く誰か関係者さんなりジャーナリストなりなんとかしてください〜 トヨタとゆう企業が日本車を駄目にしてる気がして… 今回の震災でいろいろ調べてわかりましたがハイブリッドも電気自動車も内燃機関もたいして環境にいい乗り物でもないし、かといって車がなくなるのはイヤだし。似非エコで商売するのも勝手ですが、乗り物であり極めて個人的で趣味的な物なのでまともな走りでデザインの優れた製品をお願いします。走る楽しさをいいすぎ。軽トラだって楽しめるのだから 民主党みたいな会社ですね

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