トヨタの第一四半期決算は36%の大幅減益と嬉しそうに報じるメディアが多い。状況を認識出来てるのか?

自動車メーカーの2025年4月~6月の決算が発表されている。突然のトランプ関税だからして当然の如く収益は落ちる。ただ私が昨日書いた通り、メーカーによって状況は違う。だからこそトヨタやホンダ、スバルなどは減益で済んでいるし。日産やマツダは赤字になってしまった。なのに一般メディアの報道を見ると、汚い言葉で言えば”区素見祖一緒”の評価である。というか悲観的な評価が大好物なんだろう。以下、見出しを。

トヨタの株価一時2.4%安。上値余地乏しい。米価格戦略に不透明感」。「トヨタ純利益2.6兆円に下方修正 26年3月期、米関税の影響1.4兆円」。「トヨタ、26年3月期第1四半期決算は純利益36、9%減の大幅減益」。「トヨタ自動車に25%関税直撃 4~6月期決算は大幅減益 今期の業績予想も下方修正」。「26年3月期第1四半期決算は純利益36.9%減の大幅減益」、といった具合。担当記者、状況をナニも知らないのか?

トヨタが赤字になったらどえらい深刻である。けれど突如27,5%という関税を掛けられ、36%減で済んでいるのなら上出来だ。しかも厳しい状況でも2.6兆円もの利益を出せるのだから強いと評価するのが普通だと思う。もっと言えば、トヨタを始めとする日本の自動車メーカーは27.5%もの関税が掛けられてもアメリカでの販売価格を値上げしていない。遠からずアメリカのメーカーを含め値上げすることになるだろう。現在はキツい一発を食らった決算だ。

大手メディアは2~3年でジョブローテーションをする上、悲観論大好物。卵の価格が一パック50円上がっただけで死にそうな人を登場させてきます。強いトヨタを批判すれば数字を取れると言う事なんだろう。現実はどうか? トヨタについて言えば状況を評価しながら次の手を考えている。全ての自動車メーカーの中で最も多くの対処方法を持っていると考えていい。ちなみに我が国だって卵1パック50円上がっても困らない人は山ほどいる。

トランプ関税を受けたトヨタと日産の違いについて

クルマの売れ行きを見ても400万円以上のモデルが受注出来ないくらいのバックオー-ダーを受けている。フネを泊めるマリーナは満杯で大都市近郊など空き待ちすら出来ないほど。夏休みの欧州便やハワイ便は高額なのに予約順調。値上がりしているホテルにモンクを言いながら泊まれる人だって多い。昼ご飯に2000円以上出す人は普通に出てきた。5kgで4000円の米も買う。悲観的なニュースを流すTV局や大手メディアの記者さん達も自分は全く困っていない。

我が国の問題点は2極化にあると思う。なのにメディは良い方も悪い方も一緒にしている。というか、2極化が嫌いなんだと思う。み~んな辛いというカタチを望む。本来なら強いメーカーと弱いメーカーの状況を分析し、弱いメーカーが強くなる道を探るべきだと考えます。

<おすすめ記事>

1 Responses to “トヨタの第一四半期決算は36%の大幅減益と嬉しそうに報じるメディアが多い。状況を認識出来てるのか?”

  1. アミーゴ5号リリボーン より:

    心の底から、激しく同意します!
    マスゴミは、いよいよ良し悪しも分からんのかと。

    トヨタの決算を見て、とてつもない底力を感じます。このトランプ・カオスにあって、危機感よりも期待感の方がはるかに大きいデス!

    あっ、そうか!
    マスゴミは、トランプがこれ以上増長しないように、あえて批判的な論調にしているんだ。そうやってトヨタを守っているのね。きっと。

    そうとでも考えないと、もはやマスゴミは存在意義ないですわ。

アミーゴ5号リリボーン へ返信する

このページの先頭へ