トヨタ以外のメーカー、いつ輝きを取り戻せるか? 輝けない理由は簡単なのに
読者諸兄はすでにお気づきだと思うけれど、最近トヨタ以外のメーカーから明るいニュースが全く出てこなくなった。なぜか? こらもう簡単。広報活動を仕切る人が”自動車”の本質を全く理解していないからだ。考えて頂きたい。人間、生きるだけなら、寝て食事して暮らせる分だけの仕事をすればいい。盆暮れ正月に代表される行事なんか全て不要。ましてやお祭りなんか無駄の象徴だ。
でもそんな日々を送って楽しいだろうか? 盆暮れ正月やお祭りをすればお金も手間も掛かる。楽しくないかもしれないし失敗するかもしれない。トヨタ以外の広報、今や新車関係の仕事しかしない。「生きるだけ」ということです。あまりに暗い。しかもたまに話題になるの、スキャンダルだけ。プラスの話題とかって作らないと無いです。トヨタだけ盆暮れ正月、お祭りをしている。
クルマって「道具=文明」と考えたら「生きるだけ」の広報活動でいいと思う。でも「趣味=文化」として考えると、明るさや楽しさが欲しい。実際、一昔前までトヨタよりホンダや日産、三菱自動車、マツダ、スバルの方がずっとず~っと楽しさをアピールしていた。むしろトヨタってツマらなかった。自動車メディアはトヨタ無しでも十分やっていけたほど。
新型コロナ禍が終わって以後、トヨタ以外のメーカー広報は新型車の発表&試乗会を除き本当にナニもやらなくなっている。どうしちゃったんだろう? 今や圧倒的なアクセス数を持つ『くるまのニュース』や『ベストカーWeb』の記事を見ても、新型車情報以外の記事は大半がトヨタ関連。これじゃトヨタ以外のメーカーの存在感って薄れる一方だと思う。
5月の登録台数を見たって突っ込みたいトコロ満載! GR86が1025台売れているのにBRZは49台しか売れていないとか、フェアレディZの登録台数67台とか、MX-30の79台とか。私のサポーターの皆さんはクルマ通ばかりなのだけれど会員掲示板を見ると見事にトヨタ以外の話題が少ない。5年前なら考えられなかったことです。トヨタ以外の低迷はオウンゴールだと思う。
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トヨタがすごく頑張ってるからこそのトップで他メーカーは半分自爆で自業自得ですね。結局の所売ろうと思えばユーザーが欲しいと思う車を作るだけです。そのためにはマーケティングをきちんとしてマツダのように独りよがりにならないこと。ホンダのようにアメリカで売る車種をついでに日本で売ってるようなことじゃダメですよね。昔は身近にホンダユーザーもいっぱい居たけどNシリーズを除けばほとんど居ない状態。やっぱり日本人に受け入れないデザインばかりなのが原因かと。日産も国内向けはノートと軽自動車とフルモデルチェンジという名のビッグマイナーチェンジのセレナだけあればよいと思ってるのかな?身の回りを見てると日産ユーザーがルノーに鞍替えしているような気もします。エクストレイル買うならアルカナ買えるし骨董品のエルグランド買うならカングー買えるし。ノートの高いグレード買うならルーテシア買えるし。三菱スバルは他社からの乗り換えも少なく先細りで完結してます。マツダは新型車出す勢いは有るけどユーザー不在で完全に信者のみの宗教状態。信者も口ばかりで買わない奴らばかりだし。スズキダイハツは軽は完全に実用車だから必要な人が買ってる状態。この先も当分トヨタの独走状態は続くでしょうね。
昔世代ですw
ほんと昔はホンダに惚れてました。直ぐボディーに穴が空くことは分かっていても初期のシビック。フェラーリよりフロントが低いと言われた2台目プレリュード。アダムスファミリーのオデッセイ。脈絡はなくとも乗り継いでしまいました。初代フィットを手放したあとは、ホンダと手が切れてますね。欲しいモデルが無い!!
日本市場を重視しても飯は食えないもんね
かと言って、中国ではそもそも競争のスピードにも規模ついていけない。
弱ったところを中国資本にパクって呑み込まれて、東南アジアでしか売れない価格戦略車の工場に。
おっしゃる通りで、昔の車好きはホンダか日産を贔屓のにしていた方が多かったと思います。車体の日産、エンジンのホンダ、そしてトヨタはつまらないイメージ。
ホンダは2輪のレースが不調なのも気になってます。HRCが本気出したら世界のどのメーカーも勝てない。それが2輪のホンダのイメージでした。絶対王者でないホンダは僕のイメージに合いません。
昔、20年近く前にアフリカツインを乗ってましたが、ワークスのNXR750の強さがあったから選んだ気がします。
自動車企業に限らずですけど
今の企業の上層部ってバブル以降に入社して
コストダウンと、とにかく損失を出さない事だけを考えて来た世代でしょ
経営者筆頭にとにかく自分の任期中だけ
平穏に乗りきりゃ良いとしか考えて無いですから
そりゃ広報も目立つ様な事したくないんでしょ
車業界だけではない。
長年広告代理店が製品開発や宣伝業務を依存するように働きかけて来た結果、メーカー担当者はコンセプト開発もプレゼン資料作成も丸投げするようになり、代わりに何にも出来なくなった。東京オリンピックと同じことが代理店に依存するメーカーや役所で起こっている。
一方代理店は製品や会社に愛着が有るわけではないので、丸投げ維持のために仕事をするので(接待やキャッシュバックは熱心)、結果ヘンテコな製品ばかり生み出されるとともに、メーカー側の能力は落ちて行く(依存から逃げられないシャブづ漬状態)。
記事でご指摘の内容はそういうことが車業界でも起こっているのだろうと思う。トヨタは代理店に依存しない独自路線を築いて唯一シャブ漬脱却か!