トラックの制限速度アップを主張する国民民主党の玉木という議員、東京から大阪まで走ってみ
国民民主党の玉木という議員がトラックの制限速度を100km/hにすれば東京~大阪間の荷物を1時間30分早く運べるようになると言った。この人、クルマで高速道路を走ったことがないと思う。そんな人が道路行政について語るなんてどう考えたって納得出来ない。まともに取り合っちゃいけない。そもそも現在大型トラックの走行速度って、92~94km/hである。
制限速度を20km/h上げると言うことは112~114km/hで走ると言うことになる。大型トラックの巡航速度を20km/h上げたら、燃費は10%以上落ちる。我が国は2030年までに二酸化炭素排出量を46%削減するといっているなか、10%以上燃料食うような方策を決めてどうする! 社内規定で二酸化炭素排出量を抑えるケースも出てくるだろうから、巡航速度維持のトラックだって出てくる。
また、制限速度を20km/h上げたら巡航速度も20km/h上がるかとなれば、絶対にそんなことない。前述の通り大型トラックのドライバーって、自分が前のトラックに追いついて3km/h速度が落ちるような時に追い越し車線に出てきて後続車の速度を20km/h以上阻害しても平気。第二東名で制限速度が120km/hになったら20km/h巡航速度が上がったか?
交通量多いときは10km/hだって上がらない。100歩譲って東京~大阪間の平均速度が現在の90km/hから100km/hに上がったとしたって、所用5時間35分が5時間になるだけ。35分くらいしか短縮できない。一方、燃費はムダな加速などするようになるため一段と落ちる。燃料コストが4000円上がるのなら今のままでドライバーの賃金を4000円上げた方がいい。
<おすすめ記事>
車のスピード上げて荷物をたくさん運べという発想、ちょっと耳を疑います。なぜ、80km/h制限にして90km/hリミッター装着を義務付けたのか、過去の悲惨な事故の事なんか考えてない。状況が許せば「出していい」と言われるスピードについて、もっと出せとあおる傾向の事を言うなんて。
今ですら過労・過酷な状況で働いているトラックドライバーに急いで荷物をもっと運べというなんて、ちょっと信じられませんね。
国会議員だからお抱え運転手がいるのでしょうけれど、会議に遅れそうだと「飛ばせ飛ばせ」とか言ったりするんでしょうか!?
国沢親方がよく「オタンコ」という言葉を使われますが、まさにピッタリだと思います。
自民党も自分本位・自党本位で、愚かな人間の集合体ですが、自分で政治を運営する能力が無く、無責任な外野野次馬主義の国民民主党や立憲民主党はそれ以下。
ついでに言わせてもらうと論外の公明、共産。
選挙権を取得以来、一度も欠かさずに選挙に行ってますが、無力感に苛まされます。
そんな中、国沢親方の車に関する多方面の情報は楽しいし、勉強になります。親方は理系人間らしく、論理的で、数字を重んじられる方だとお見受けしています。
初めてのコメント失礼します。
仰られている通りかと。カーボンニュートラル実現を考えるのなら、事故や渋滞軽減が最優先ではないかと。トラックは追い越し車線の通行禁止にする方がよっぽど分かりやすく効果的だと感じます。
時間が惜しいのは物流だけじゃなくサラリーマンだって同じです。数km/hの速度差で追い抜こうとするトラックに対して、無駄な減速、無駄な時間を強いられる一般車両のことを考えるべきかと。
トラック運転手は少し慣れれば輸送効率はそんなに変わらないと思う。最初から一定の水準の給料で年齢給ではなくせば若者としては高給に感じるのではないだろうか。もちろん大手運送会社が最初に率先して運賃値上げを行なわなければ原資が確保出来ないでしょうけど。
トレーラーの運転手です
100キロ制限への引き上げ この議員さんが勝手に行ってるのかと思ったら、運送業界団体からの要望だったんですね
条件として 自動ブレーキの装着 だそうです
自動ブレーキも アダプティブクルーズコントロールも10年以上前から装備されていますので、ケチって装備していない車以外は大半が対象になるのかな と思ってます
リミッターの書き換えは車検か3ヶ月の点検の際にささっとコンピューターのマップ 書き換えでおしまいでしょうね
もちろん 燃費も悪化しますし 事故も増えるでしょう
私の予想では 横転事故が一番増えるんじゃないかなと思っています
実際 90キロ規制前にはエアサス車の横転事故が多発しました
運転手の労働環境ですが まあ 会社にもよるでしょうけど、うちの会社では2024年問題はすでに対応済み
実感としては、年々仕事が楽になり給料が増えていってる感じです
議員さん叩かれ役おつ!ですね。
これは経済産業省の第6回 持続可能な物流の実現に向けた検討会にある
資料1-2 業界団体発表資料(一般社団法人全国物流ネットワーク協会)
■各省庁にお願いしたいこと
高速道路において時速100㎞で走行することの協議を開始していただきたい
から来たメッセージですね。一般の方の目を引くこと議論が出てきてよかったと思います。