ドリフトしてたと思う

昨日京都府八幡市で発生した集団登校の児童に飛び込んだ事故、とんでもないことながら、もしかしてドリフトしてたのかもしれません。交差点を左に曲がる箇所、写真で見る限り右側の見通しはよさそう。クルマいなければ「いっちょドリフトで曲がったろうか!」などと考えてしまうヤツだっていると思う。

そのままコントロール出来ずに一旦左に振れてしまい、オツリで車体後部をガードレールに当て、右車線に飛び出した
ということです。50km/hくらいで歩道に乗り上げれば、10mくらいジャンプする。事故の状況を見れば、つじつまが合う。TVの報道を見て「なんで?」と感じたことは二つ。

一つ目はどこの局もタイヤ痕を追っていないこと。必ずタイヤ痕が残っていたと思う。もし左に曲がった時、右輪
も左輪もタイや痕あれば、確実にアクセル踏んでドリフトさせようとしている。というか間違いなく左に曲がった時のタイヤ痕は残っているハズ。接触したガー
ドレールの場所にもタイヤ痕があるかと。

二つ目は飛び出した場所にガードレールがないことを皆さん指摘しない点。倒れているのは全く強度
のない丸パイプだ(新聞報道もガードレールと書いている)。1回目に接触した場所のようなガードレールさえあれば、もう少しキチンとクルマを抑えられてい
たかもしれない。歩道はガードレールで守らなければならぬ。

思い出せば、福岡の橋の上で酒酔い運転のクルマに追突され運河に落下し子供が亡くなるという痛ましい事故も、全く強度のない単なるフェンスだったから突き破ってしまった。その時の教訓が全く生きていない。学校関係者の皆さん、ぜひともガードレールと”単なるフェンス”の違いをチェックして頂きたい。

今回の事故、おそらくメディアは事故を起こした18歳のドライバーの精神論に終始すると思う。もちろん原因の根源はドライバーにある。ただ社会構造を考えると、こういった犯罪者の出現に耐えられる環境を作れるなら作るべきだ思う。ガードレールの設置くらいなら、それほど難しいことじゃない。

事故が起きたらそこから教訓を得対応する。日本の場合、そういったことを全く行わない。ヒステリックに叫ぶのみ。交通事情の悪い日本で出来る数少ない対応策は、強固なガードレールで車両を路外に飛び出させないこと。せめて通学路くらい安全を確保しよう。ぜひ自動車から取った税金を使ってください。

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