ニュル24始まる

週末は以前紹介したニュルブルックリンク24時間耐久レースである。トヨタが新型ハイブリッドスポーツをニュルで発表する
など、今やスポーツモデルの博覧会のようになった感じ。日本勢で興味深いのは、ワークス体制で乗り込むインプレッサと、相当気合いの入ったLFA、そしてGT-Rでございます。
 
まずインプレッサ。昨年まで同じクラスの強敵だった天然ガス仕様のシロッコがECOカーカテゴリーに移動したため、当然ながらクラス優勝候補である。ライバルになりそうなのは1,6リッター直噴ターボを搭載するミニ(6月21日に発表されたクーペボディ。昔のミニ・マーコス風で妙なデザイン)。
 
インプレッサのファンは「世界最強の2リッターだから」というプライドを持っている。公道のようなニュルのオールドコースで、ABSや横滑り防止装置まで付く1,6リッター250馬力のミニに負けたら面目丸つぶれ。同じ『SP3T』クラスにセアット・レオンとオペル・アストラも出てるが、余裕で勝てるでしょう。
 
『SP8』クラスのLFAはアストンマーチンと、ハンコックタイヤ履くフェラーリF458イタリアがライバル。どちらもダンナ仕様のスポーツカーで、これまた車両のポテンシャルとチーム体制を考えればLAF優勝で当然かと。「このクルマに負けないでくれ!」はコルベットC6。LAFは総合でも10位以内に入って欲しい。
 
プライベートエントリーとなるGT-Rながら、水野さんが意地になってニュルの速さを追求したクルマである。ホンの少し手を加えるだけで抜群の速さになる
ことだろう。なんたってノーマル車で300km/hをオーバーし、水野さん曰く「重量は全く速さと関係ない」。大量に出場してるポルシェ勢と互角に戦えるハ
ズ。
 
ちなみにGT-Rが属す『SP8T』クラスは2,5リッター5気筒エンジンを搭載するVWゴルフのみ。日本の技術を結集した最新スポーツカーが、ゴルフに
負けちゃ絶対アカンでしょう。クラス優勝は当然ながら、格下である『SP7』クラスのポルシェ997 GT3カップ(全車プライベートエントリー)を軽く捻って欲しい。
 
以上、日本車の実力を信じ、全く根拠無く書いている。情報通のCT鈴木兄に聞いてみたら「ぜ〜んぜん違うよ!」だって。甘くないのだという。「まさかインプレッサはミニに負けないでしょう?」と言うと「厳しいかもよ?」。正しく全盛期のル・マン24時間レースみたいだ。こらニュルまで見に行かなくちゃダメか?
 
・ECOカーアジアは「電気自動車が普及する根拠
 

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2 Responses to “ニュル24始まる”

  1. 下澤 淳 より:

    面白いラインナップですね。ランエボが参加してないなら。インプレッサ楽勝だと思います。ミニに負けるイメージ全くないです。(インプレッサ全開見れるだけでも面白そうです。)
    GT-R速くて当たり前ですから特に興味ないですが、トラブルなく粛々と周回を重ねるんじゃないでしょうか。
    レクサスLFAは駄目であって欲しいですね。予算かけた高い車が、レースじゃてんで駄目で音だけやたら良かったぐらいでいいんじゃないでしょうか。ですがハイブリッドスポーツには期待してます。

  2. ねぎとろ より:

    国沢さん、手厳しいですね〜
    そうですか
    インプレッサのクラス優勝は当たり前だったんですね
    興奮して損しちゃったかな?
    でも全体で21位は立派じゃないですか?
    (≧∇≦)
    個人的には日本車内で最速。GT-RよりもLFAよりも全然順位が上だった事が痛快でした。
    (≧∇≦)

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