ハーレーのナイトスタースペシャル、問題点多々あるも2023年式乗りだし価格120万円はお買い得!

以前「ハーレーのナイトスター・スペシャルの在庫車を新車の半額で売っている」と紹介した。直後に知り合いが「私のナイトスターに乗ってみて頂けますか?」。超乗りにくいという。試乗してみたら、レポーターの皆さんが誰も指摘してしなかった「こらアカン!」多数。シフトは渋くて位置悪くシフトアップ3回で足の甲が痛くなる。バーエンドミラーは都内だと激しく出っ張ってて危険。クルマに傷つける道具です。

そして出来の悪いステアリングダンパー付いてるみたいにハンドルセンター付近の動きが渋いため低速でまっすぐ走らず。決定的なのはクラッチが唐突に繋がること。少なくてもノーマルじゃ乗れないです。全然アテにならんな、と思った次第。フェイスブックに「信用出来る柏秀樹さんの試乗レポートを探したけれど見当たらず」と書いたら、柏さん、試乗して印象を教えてくれた。同じような指摘でした。私もまだまだイケるか(笑)。

持ち主に電話すると「こんなバイクに乗れないので手放します」。翌日、買い取り業者に出したら当然ながらいい値が付かなかったというので、中古車相場より5万円安で買いました。ジャジャ馬乗り&調教を得意とするため、何とか乗れるバイクに仕上げるべく手を加えます。ナイトスター、なによりカッコいい! 空冷ハーレーより70kg以上軽く、ジジイでも取り回したが楽だし。ということで八丈島用のハーレー、入れ替えることに。

まずバーエンドミラーは前の持ち主が持ってきたので交換してあげました。キジマでキットが出ており、全部で1万円程度。続いて柏さんも「締めすぎですね」となったステアリングステム。緩め過ぎるとシミー(ハンドルが左右にブレる)が出るため、試乗しながら15度くらいづつ緩めていく。75度くらい緩めたらまぁまぁに。これで少し乗り、あたりがついてきても同じなら15度くらい緩めてみようと思う。まだ少しハンドル取られます。

シフトはストロークを30%くらい増やして30%軽減出来るという中華パーツが出ていた。足の甲が痛くなるようなカタさを皆さん感じているのにバイクのレポーターの皆さん誰も指摘していない。乗った直後に「ひでえな!」級です。2360円なり。こいつを付けたら確かに軽くなった。ただ「渋さ」は残る。走行70kmなので、これも少し乗ってあたりをつけてみたい。ということで何とか乗れるようになってきた。

問題点さえ潰していけば魅力のあるバイクだと思う(本来ならハーレージャパンがPDIで仕上げるべき)。975ccあるため低い回転域から加速してくれる。水冷でもハーレーっぽいガシャガシャしたタペットノイズが味か? 足回りは普通のバイクだしブレーキだって普通に効く。東京都内のようなマヌーバビリティが必要な道路環境でも走れる。なにより2023年式の「スペシャル」からリアシートやクルーズコントロールが付く。しばらく楽しみます。

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