ブレーキとアクセル、ハンドルのトラブルと火災は決定的です
クルマの場合、重大な事故になる可能性持つトラブルは四つ。1)ブレーキが効かなくなる。2)ハンドルが切れなくなる。3)アクセルが戻らなくなる。4)火が出る。いずれも遭遇したら悪夢のようなもの。私は火災の除く三つに遭遇した経験を持つけれど、すべて幸運に恵まれた。中でも怖かったのがはブレーキのトラブルです。ナニを隠そう2回あり、ラリー中の1回はクラッシュした。
公道でのトラブルは古いMG-Bで、ブレーキのマスターバックのオイルリングがダメになり、ペダル踏んだら徐々に向こう側に行き、フロアにベッタリ付いてしまった。このときは街中だったし、余裕もってブレーキを踏んでいたためポンプングブレーキで止まれました。古いクルマ、ブレーキの配管が2系統確保されていないため、マスターバックが壊れるとノーブレーキになってしまう。
ハンドル切れなくなったのも2回。公道はパジェロ・ミニ。新車だったが、首都高を走行中、突然ハンドルが超重たくなった。運良く両手でハンドルを持っていたし、2車線の走行車線側を走行中の左コーナーだったため、追い越し車線に飛び出しただけで済んだ。もっと太いタイヤ履いていて油断してたら終わってましたね。パワステポンプのベルト切れだったのだけれど、ご注意を。
アクセル戻らなくなったのは2代目MPVで谷田部のテストコースでした。これまたテストコースで障害物無かったこともあり冷静に対応出来たが(MPVはその時点で全車再発防止策を取った)、一般道だったらアウツでしょう。おそらく普通の人でこんな怖い体験をした人って珍しいと思う。だからこそ本来なら起きないハズのメカニカルトラブルだって発生する可能性あると認識してます。
御存知の通りバスは絶対燃えないように作られている。でも何度も燃えた。不思議なことにバスの運転手さんを非難する声無し。ブレーキのトラブルだったらどうか? 今回の軽井沢スキーバスの事故を見ていると、ドライバーの責任論に終始している。ブレーキのトラブルだったら、火災と同じくドライバーじゃ対応出来ない。加えて安全はシステム全体で構築すべきものだと考えます。
今回、エアータンクの水分が凍結してブレーキ失陥した経験を持つという複数の人から連絡を頂いた。経年変化した古い大型車の場合、エアタンクの残圧変化も多いことに驚かされる。
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