ブロウンGP凄い!
びっくりギョウテンである! なんとブロウンGPが開幕戦のオーストラリアGP予選でワン・ツーを奪取したのだから。シェイクダウンの後、本格
的に走り出すや「速い!」というウワサ流れ、実際開幕前のテストではトップタイムを何回も出していた。パドック雀達からは「燃料入ってないんだろう」とか「バラスト積まず速いタイム出してスポンサーを取ろうとしている」などという声も出ていたほど。
なのになのに! 本番スペックのクルマで走った昨日のフリープラクティスでも速かったのだった。御存知の通り本来ならホンダのマークを付けて走っていたハズだけにファンとし
ちゃ複雑。ただすでに様々な憶測が流れ飛んでいるようだ。筆頭が「ディフューザー」と呼ばれるボディ後端部の空力付加物の形状。ブロウンGPとトヨタ、
ウィリアムスは開幕前から「反則じゃないか?」とクレームを付けられた形状のディフューザーを使っている。
スチュワード(審判)から開幕直前に「問題無し」というお墨付きをもらっているものの、依然すっきりしない状況。実際、怪しいと言われているディフューザー付きの3チームは揃って速い。速ければ第2戦のマレーシアGP後に禁止される可能性もあり得る。逆にOKとなれば全チーム採用するだろうから、有利な条件で戦
えるのは今回だけかもしれない(とりあえず第2戦はどこのチームもディフューザーを変えてくると思う)。
また今年から使うことになったメルセデスのエンジンがパワフルだというウワサもある。なるほど昨年はマクラーレンに搭載され、抜群の強さを見せた。一説によれば
「過渡領域での出力が30馬力くらい違うらしい」。というのもホンダ製のF1エンジン、トップエンドのパワーは出ていたものの、実用域でのトルクが薄かったというのだ。こればかりは関係者じゃないと解らないので、推測の域を出ないですけど……。
いずれにしろホンダになるハズだったクルマが予選でワン・ツーを取ったのは興味深い。明日の本番が大いに楽しみです。
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国沢様 毎日更新を楽しみにしております。
BrawnGPの初勝利には本当に複雑な気持ちです。ホンダが継続参戦していればなぁという気持ちが、今は強いです。ところで中本体制のどんな点が具体的にダメだったのか、興味があります。またいつかその辺りを日記などでお話頂ければと思います。それでは。