プラグインハイブリッド
あまり報じられることはないものの、i−MiEVに代表されるEV最大のライバルはプラグインハイブリッドである。i−MiEVのバッテリー容量は
16kWh。解りやすく書くと、燃料タンク容量が16リッターあると思えばよかろう。1kWhあたりの電費が10kmなので航続距離160kmというデー
タになります。
これ、ガソリン車で言う10・15モード燃費のようなもの。実際の電費は6km/kWh
程度。しかも16kWh全てを使い切ることなど出来ないため(フル放電させると寿命が落ちる)、実際の走行可能距離は80kmくらいかと。一方、プリウス
のバッテリー容量は1、4kWh。こいつの4倍くらいのバッテリーを搭載すれば、6kWh。
おそらく30km近い
EV走行が可能になる。ちなみにプリウスが使っているニッケル水素バッテリーは1kWhあたり3万円少々で調達できていると思う(ベストカー6月10日売り達人コラムで分析してます)。6kWhに増やすと現在よりバッテリー代が15〜18万円上乗せになるだけ。つまり205万円+18万円の223
万円だ。
ただニッケル水素バッテリーを4倍搭載しようとすると、積む場所に苦労してしまう。次世代のリチウムイオンバッテリーにすれば、現在搭載しているニッケル水素バッテリーの1、5倍程度の大きさで収まるハズ。さて。気になる次世代リチウムイオンバッテリーの調達コストは、トヨタも日産も1kWhあたり6万円程度が目標値だと言われている。
プラグインハイブリッド用に
6kWhを搭載すれば、36〜40万円です。実際はバッテリーケースや充電装置などのコストも上乗せになるものの、まぁ50万円を見ておけばいいだろう。
したがってプラグインプリウスが量産化されたなら、250〜300万円という値付けになるんじゃなかろうか。その時期は早ければ2013年。
逆に考えると、i−MiEVに代表されるEVは、2013年までに250万円以下まで価格を下げないと勝負にならないということ。プラグインプリウスなら完全にファーストカーになるし、長距離ドライブも可能。エアコンだって使い放題ですから。もちろん近所のお出かけは完全なるEVとして使える。いずれにしろ環境にやさしい時代が来ます。
EVかプラグインハイブリッドが250万円以下で買えるようになるワケですから。
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予想はしていましたが、i−MiEVの実際の走行可能距離が80km程度だとすると少しがっかりしますね。電気だからJC08では計れないのかな・・・
しかし私の場合一日の移動距離が40キロ以内なのでセカンドカーとしては十分な性能です。
個人的には日産のバッテリー交換方式は日本だと限定的な物になるんじゃないかと思っています。アメリカだと上手い具合に新GMなどが活用して標準化したりして。
電気自動車やハイブリッドと言えば、モーター走行時の音が静かなことによる事故が懸念されているようですね。メロディーぐらいは欲しい物です。私はモーターの音も好きなのでわざと音がするモーターでもいいですけど。
2年も前からずっ〜とi−MiEVを心待ちにしてたものです。先日、三菱のサイトから遂に予約が出来るのを発見して、ドキドキしました。
が、時代は既に2009年。値段も軽なのに500万。しかも今年は法人のみ。カラーリングも特に驚きも無し。が正直な感想でした。
実は今年のプリウス・ショックってのは、
「面倒なディーラーの値引き交渉もする必要もない!」
という画期的な時代の幕開けだったのです!今回、エクストレイルを買うにあたって、ディーラー同士の競争、他メーカーとの競合、駆け引き、ゴネ得なんてーのいい加減疲れましたし、時代遅れですよ。だって本当の値段がわからないし、契約後も騙されたというか、損したという気持ちが残っています。
今回のプリウス・ショックで、本当にプラグインが250万のワンプライスなら、次はトヨタを買ってしまうと思います。
まだまだトヨタ恐るべし!と痛感しました。
kWhあたりの単価が6万円だと、プラグインHVのメリットは大きいですね。
ただ、仮に単価が2万円になると、EVに30kWh積んでも60万円で、プラグインHVに6kWhの場合は12万円。電池代ベースで、48万円差になります。しかも、EVならエンジンやミッション、触媒の開発費はまるまる要らなくなり、収益性の面でもEV有利かと思われます。
自動車の原価は、定価の半値以下なので、原価の倍は定価に反映しないと商売になりませんが…
どのメーカーも電池単価は1万円切りを目指しているはずです。そこまでのステップとしてのプラグインHVであればかなりメリットはあると思います。
電気自動車は100円で100km以上走るという話を聞きました。
ガソリン車は100円で10km行くか行かないか。。
iが150万円とすると、250万では100万円の差になります。
仮に上記の話が事実であるならば、おおざっぱに言うと走行距離100kmで100円の差と言うことになるので、
1万km走るとペイできることになります。
ちょっと安すぎないでしょうか??
そういった観点では、500万円で売れたとしてペイするのに3万5千km。
現状では電気自動車が一番環境に優しいと考えます。
燃費のいい車(ハイブリッドなど)はなんだかんだ言っても二酸化炭素を排出します。
その量が違うだけ⇒温暖化を数年から数100年遅らせるだけの話です。
ところが現状の電気自動車は夜間電力(=捨てている電力)を使って充電するため温暖化には影響を与えません。
電気自動車が増えてくるとそうはいかなくなってきますが。。。
企業が考えるのはその辺りではないでしょうか。