ベンツの電気自動車に乗ったら衝撃受ける。全く”ベンツらしさ”無い。既存のメーカー大苦戦か?

最近ハンドル握って1番衝撃を受けたのはベンツの電気自動車である。ベンツといえば走りもエンジンもインテリアも圧倒的なアドバンテージを持っているイメージが強い。というか常に「やっぱりタイしたモンです」と感じる。しかし! 電気自動車EQCに乗ったら、いろんな意味で普通の電気自動車だった。「タイしたモンですね」が無いワケです。

遡ってみたらジャガーIペースに乗った時もそうだった。普通の電気自動車なのだ。ただジャガーの場合、元からハード面についちゃ高いレベルじゃなかった。どちらかといえば雰囲気作りが上手なメーカーです。普通の電気自動車でやむなしと思った次第。されどベンツですら普通だったことに驚く! 電気自動車の魅力作りという点でテスラに届いておらず。

御存知の通り電気自動車はガソリン車より高い。新しい魅力や価値を付けなければならない。EQCに乗っても、おそらくポルシェ・タイカンに乗っても、価格分の価値は感じないと思う。だからこそIペースは売れ行き不振。というか、既存の自動車メーカーが作っている電気自動車で何とか勝負出来てるのはリーフくらいのモン。それ以外、てんで厳しい。

BMWもi3は売れていないし、そもそもiシリーズの新型車が出てこない。i8なんか徹底的に売れなかったのだろう。中古車の安さに衝撃を受けます。BMWもアカンと思ったらしく、もう絶版にしちゃったほど。一方、テスラは新型車を出せば売れるという状況。信頼性という観点で私はテスラを推奨しないけれど、まだ台数を伸ばしていくだろう。

相当の確率でマツダMX-30やホンダeは厳しい売れ行きになる。マツダは現状だと巨額の反則金払う2021年燃費規制を少しでも有利な展開にするべくMX-30を相当数売ろうとしているようだ。冬のヨーロッパの冷たい雨の日に航続距離120kmという電池容量はありえない。ホンダeもコストパーフォマンスでテスラモデル3に勝てるとは思えないです。

電気自動車は新しい価値観や魅力を構築しないとダメ。この点、日本勢が早く気づいてくれることを期待します。

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