ホンダと日産、統合される車種を好き勝手に予想してみた。皆さんの予想も教えてください

一昔前はホンダも日産も数多くの車種をラインナップしていたけれど、今や激減。売れているクルマと言えば、ホンダが1)フィット。2)フリード。3)ヴェゼル。4)ステップワゴンくらいになってしまった。今年1~6月期で見ると、1万台以上売れたのは以上4車種にZR-VとWR-Vを加えた程度。日産で同じ期間に1万台を超えているのは1)ノート。2)セレナ。3)エクストレイルのみ。

Bセグモデルはホンダになると思う

統合するならどれか? まずBセグ。こらもうホンダの担当しかありえまい。フィットベースにフリードやヴェゼルを作っている。片やノートといえばルノーのプラットフォーム。次世代モデルを作ろうとしたら、ルノーとややこしい交渉をしなくちゃらならない。ルノーだってエンジン車にお金掛けたくないだろう。ということでノートは次期型フィットになる可能性ある。

ステップワゴンとセレナはどうか? どちらもプラットフォームは古い。セレナなんか2005年のC25型を改良しながら使ってきているほど。フルモデルチェンジするとしたら2026~2027年。次世代モデルは最大6~7年で絶版になるだろうから、それぞれのメーカーで開発してもコスト的に厳しい。ホンダか日産か? パワーユニットの可能性はeパワーより燃費のよいホンダだ。

軽自動車についちゃお互いそこそこの台数あるし工場だって維持しなくちゃならないため、次世代は別個のモデルでいいかもしれない。2025年あたりから普及し始める雰囲気になってきた電気軽自動車用の電池はSAKURAもN-VAN:eもAESCながら、20kWhと30kWhだからタイプが違う。しかるべきタイミングでSAKURAも30 kWhに変更すると思う。軽自動車でOEMやると台数激減します。

エクストレイルのみ日産開発となるけれど、こちらはアウトランダーべースの方がPHVもあっていい。アメリカ市場向けのローグだってアウトランダーベースのPHVが好ましい。アメリカ市場だけれど、お互いそこそこの台数があるため当面独自で商品展開出来る。ただ日産には燃費の良いハイブリッドがないので(eパワーは高速燃費が悪い)、ホンダからのOEMに変わっていくかと。

こうやって考えていくと、日産は全般的に厳しい。コンパクトカーのプラットフォームがルノー開発だからして日産に自由度少ない。加えて高速走行で燃費の良いハイブリッドを持っていないのもアメリカ市場だと弱点になる。ホンダからのOEMが多くなりそう。逆にホンダから見て「売りたい」と思える車種はあまりないように思う。V8エンジンをホンダで扱っても売れまい。

東南アジアに於ける日産のプレゼンスは非常に弱く、すでに三菱自動車の方が上。ホンダも伸び悩んでしまっている。相互補完するのなら、ホンダと三菱自動車で相談ということになるだろう。欧州やその他の地域は、ホンダも日産も収益を出せていない。撤退前提という事になりそう。イッキにフェイドアウトするのでなく、ホンダと日産で保管しながらの縮小均衡策だろう。

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4 Responses to “ホンダと日産、統合される車種を好き勝手に予想してみた。皆さんの予想も教えてください”

  1. トヨタ車ユーザー より:

    ゴーンの指示で日産が軽自動車を売ることになって、プライドの高い日産技術者はたいそう反対したそうです。バイク屋のホンダの技術なんて受け入れるのかと心配になってしまいます。
    プロパイロット、可変容量エンジンなど技術要素はあるけれど、数の出る車に落とし込めないところがつらいように見えます。
    e-powerとe:HEVはエンジン直接駆動ができるかどうかしか差がないように見えますが、直接駆動しないならしないでもっと高速対応のモーターとインバータを作って置けばよかった。エクストレイルのは可変界磁モータでその対応をしているようですが、アメリカに出していないなら効果がない(エンジン直接駆動走行に勝てない)のかも。
    技術的には上だったプリンスが日産に喰われたように、今度は日産がホンダ・三菱に(実質的には)食われてしまうのでしょう。
    ルノーについていたほうが良かったように見えて、内田社長って何やった人?という感覚しか残りません。

    • kazu より:

      内田社長って、グプタ氏を追い出し、仲間内の役員で高額報酬もらいながら、日産をだんだん縮小(ならいいけど)した人としてみんなの記憶に少し残るぐらいでしょう。
      早ければ5年、遅くとも10年後にハッキリするでしょう。

  2. アミーゴ5号リボーン より:

    考えれば考えるほど、夢も希望もないお題であることに気づかされて、ビックリしました。

  3. 新世代CVCCに乗りたい。 より:

    現行のラインナップを見てると車のOEM供給ぐらいしかホンダにとってのメリットは無さそう。ハイブリッドに関してもようやくe:HEVに一本化できたし、内燃機関ではホンダの技報読んでると、副室ジェット燃焼やリチウム電池の電極などF1のPU開発で得た高効率化技術を着実にモノにしているように思えて、日産と組む意味な無さそうですね。もしかしたら固体電池の販売先や、トヨタでもセキュリティ穴だらけで簡単にハッキングされてる車載OSの基幹技術の共同開発を考えてるのではないかな。

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