ホンダと日産の統合、方向性は出た。順調なら日産がホンダに吸収されるカタチになるってことです

追記・記者会見で一番驚いたのが、内田さんの続投だった。5年に渡り日産をダメにしてきたのに、まだ続けると言う! そしてキレイ事ばかりで驚く。

ホンダと日産の統合、道筋が見えてきた。ホンダと日産を傘下に置くホールディングスを立ち上げ、2026年8月にホンダも日産も株式上場を止めると言うことのようだ。2026年8月まで魅力的な新型車を出せない日産の業績回復などありえないため、その時点で一段とシオシオになっていると思う。現時点で日産の時価総額はホンダの10分の1。事実上の吸収ですね。

となると朝の記事でも書いた通り日産の生産設備は過剰になる。九州工場など売却することになるだろう。もし鴻海がルノーが持つ日産株を買ったなら、地政学的なこともあり九州工場は鴻海のクルマを作ることになる(日産の工場で生産を請け負うか、鴻海に売却するか不明)。いずれにしろ縮小均衡策のため、両社を合わせた世界販売台数は大幅減かと。

流れとしてはクライスラーに近いと思う。1980年にクライスラーは900万台を販売していた。統合を繰り返した結果、今や200万台以下になっている。ちなみに株価を見ると興味深い。ホンダからすれば日産の資産を売ればいいため大損が無くなった。株価は上昇。日産の株価についちゃ上昇の余地無いと言うことなんだろう。頭打ちです。

日産をこんな状況にした経営陣だけれど、上場廃止の2026年8月以降はホンダが指名する経営陣になるらしい。逆に考えると、それまで内田さん以下、今の経営陣が舵を握ると言うことか? だとしたら本当に酷いことになってしまう。もちろん引っこ抜かれることだってあるだろうし、ホンダが土壇場になって「統合や~めた!」と投げるかもしれない。 

さらなる詳しい情報を待ちたい。

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