ホンダのハイブリッド
「ホントに作れるのか?」と言われていたホンダのプラグインハイブリッド車が突如発表された。驚いたことに「モーター
ショー用の飾り物」や「継ぎ接ぎだらけの試作車」じゃなく、ナンバーまで付く「限りなく市販車に近い仕上がり」具合。当然ながら公道を走れるだけの完成度を持っていると言うことです。
車両はインスパイア
ハイブリッドシステムについては公表していないものの、ナンバーを取得できる車両とあって、聞かれたらアウトラインくらいコメントしようという方針なんだと思う(ナンバー付きなので怪しいと何を言われるか解らないですから)。ポイントだけ質問してみたら、ほぼどんなシステムなのか判明しました。
まず基本は2リッター4気筒エンジンで稼働する発電機+電気自動車である。いわゆるレンジエクステンダーなどと称されるシリーズハイブリッドだと考えればいいだろう。しかし巡航速度で走る場合、発電機で作った電力使ってモーターを稼働させると効率的に良くない。エンジンで直接駆動した方が有利。
だったら巡航状態になった時だけエンジンで直接車軸を駆動しましょう、というのが今回発表されたホンダのハイブリッドです。エンジン稼働の発電機と走行用モーターは、数cmの距離で並んでいる。この間にクラッチが付いているワケ。巡航状態になったらクラッチを繋げば、エンジン直接駆動になります。
エンジンと並んでモーター+クラッチ+モーターというレイアウト
ここまで読んでハイブリッドに詳しい人なら「三菱自動車と同じですね」と思うことだろう。その通り。三菱自動車も同じタイプのハイブリッドシステムをモーターショーに出展してました。直結するとトップギアくらいのギアレシオにしておけば、70km/h以上の速度域をエンジンだけでカバー出来てしまう。
加速すべくアクセル踏んだらバッテリーで163馬力のモーターを駆動してやれば、けっこう元気な加速をしてくれることだろう。また、2つのモーター/発電機
を同時&別個に使えるため、直結状態でもエンジンで発電しながらモーター駆動することだって可能。パラメーターが猛烈に多いと考えていい。
驚くべきは、これがナンバー付きで走れるほど仕上がっている、ということ。おそらく相当長い間、研究開発してきたのだと思う。解説担当のエンジニアの「どうです!」という顔が印象的だった。どうやらアコードハイブリッドなどお話にならないほど実用燃費も良いとのこと。こら大いに楽しみです。
ちなみにエンジンは2リッターi-VTECのアトキンソンサイクル。最高巡航速度を電気自動車と同じ150km/h程度に設定すれば、実質的な吸気量は1600〜1800ccくらいで済むか? 100〜120馬力くらいで運用してやると、実用燃費で20km/hも視野に入ってくるかもしれません。
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日本の民間企業は凄い、素晴らしい!のに、
あまりに政治がタコすぎる〜。
国沢親分の早々の分析でニュースでは知り得なかった仕組みがわかりましたが、変速ギアはどうなってるですかね? トップギア直結でエンジンもモータも車輪を駆動ですかね。
バッテリーが安くなれば、ハイブリッドはプラグインになりそうですね。
実は今、ホンダで欲しいクルマNo.1が現行型インスパイアのマイナーチェンジ前のモデル(マニアにしか分かりませんがマイナーチェンジでテールランプ周辺が微妙にカッコ悪くなってます(笑))なのです。トルネオ君が「そろそろ引退…」なお歳になる頃には中古価格が射程距離に入るかな〜と思っていましたが…プラグインハイブリッドですか!? 意外や意外な形で注目を浴びそうですね! …しかしあの「パッと見大きさ感が分からないが実は巨大」なボディが2リットル4気筒エンジン+モーターでちゃんと走るのでしょうか? 「163馬力のモーター」というのもよく考えれば物凄いパワーですが(トルネオ君はATのSiRで180馬力(笑)」…個人的にはあの「3.5リットル280馬力で悠々と走る」のが最高に気持ち良くて試乗コース3周してしまいました(笑)。しかし何はともあれ「絶版になって欲しくない&隠れた名車(バリバリ現行ですが(笑))」にスポットライトが当るのはいいですね! ぜひ欲しいですね〜でもベースモデルより高くなるいでしょうから絶対買えないでしょうね〜しかも冒頭にあったようにホンダ車とは関係ないと思ってましたから「プラグイン・ハイブリッドて何?」状態です(笑)。
素晴らしい!とは思います。こんなに電気化が進むと関係ない話ですがマツダのスカイアクティブは意味あるんでしょうか? 個人的には電気自動車でなければ、ハイブリッドはエンジンつむかぎり無駄な気がこの頃してます。純ガソリン車で燃費良ければ、ハイブリッドほど燃費よくなくても環境に優しい気がします。トータルで見て資源を使ってるのはどちらなんですか?知りたいです。実燃費でリッター4、50キロはしるなら理解できますが。 ハイブリッドに乗ってますがそんなに雑誌でゆうほど燃費よくないし実際に。 極めて普通以下なへたな運転ですが。 最近何が本当にいい動力原かわからないです…。
前の社長が「PHEVは存在意義が分からない」と言っていたので、お蔵入りになりそうだったのが、救われたところなのでしょうか?インサイトもストロングHVで再出発してくれればいいのに・・・。
LAショーでは模型みたいなコンセプトモデルしか出さなかったので、ホンダのPHEVなんてもっと先だと思ってたら、良い意味で裏切られました。
うーん、これは見てみたい。開発が復活という噂のNSXも、フィスカーKARMAみたいにPHEVでやるのか?
だとしたら、値段はともかく、ホンダのクルマに興味が戻りそう。
伊東社長はホンダ初のエンジン屋さんじゃない社長ということで、今後が楽しみになってきましたね。
あと、フィットEVのLiイオン電池が東芝のSCiBということが明らかになったのですが、Eバイクはともかく4輪のEV初の採用とは、ホンダも思い切った!?Fit EVのSOCは、リーフとかi-MiEVのマンガン系LIBに比べて結構広いのでしょうか。うーん、これは興味がつきません。
今回の突然のインスパイアPHEVの発表他社への影響がおおきい とくにボルトを発売したばかりのGM プリウスへの対抗からやたら複雑な構造になってしまったようだが、今回のホンダの発表には注目してるはず さらにワンモータとクラッチで効率的なHVを完成させた日産は PHEVでもフーガHVをベースにするのか 別のシステムを開発するのかスイフトPHEVのスズキは高速でエンジンを発電だけで燃費は悪化しないのか そして三菱は——
この現行インスパイア、発売初期はこのクラスの物としてはそこそこ数が出た、280psでレギュラーガソリン、9.8km/l程度の燃費もガソリン代でカバーできて想像以上に経済的ということだろうか。事実都内や小生が住んでいる近郊の市(埼玉県志木市)でも思いの外良く見かけるのだ。
しかし例によって例の如く、昨年後半辺りから売れ行きが急にしぼんでしまい、今や月販二桁のこともあるほどだ。アメリカや中国を筆頭に、世界的には信頼できるD/Eセグメント・セダンとしてヒットしているだけにその優れた潜在性を埋もれさせるには惜しいのだ。
そんな「死に体」のホンダ・インスパイアに新たな生命を吹き込むのにはこのプラグインハイブリッド、まさしく鬼に金棒ではなかろうか。
何と言っても高速域ではクラッチによってモーターが絶縁されてエンジン駆動オンリーになるというのが合理的で心強い。加速時は163psのモーターが活躍、巡航時はエンジンという住み分けのクレバーさもさることながら、2.0Lのアトキンソンサイクルゆえ1.6-1.8L程度の吸気量で済む辺り、無理なく20km/lをキープすることも夢ではなかろう。
この辺り、熟成次第ではこのクラスきっての高効率ユニットとして世界的にもプジョー508に登場予定のディーゼルハイブリッド(2.2L/200ps、99g/kmという)と双璧を成すに違いない。
小生、はっきり言ってここ数年のホンダには全く魅力を感じなかった。アコードもインスパイアもエンジニアリング的には非常に煮詰められており、高水準の信頼性と使い勝手を持つ反面、どうも外国のニーズに合わせたサイズで日本のマーケットを見限っているとしか思えなかったのだ。そして安普請なシャシー特性の現行インサイト初期型…..どこといって強烈な売りや設計者の「哲学」に乏しい印象ばかりがあったのである。
そこへ今回のプラグインハイブリッドの隠し玉…..ホンダというメーカーは危機になると起死回生の一発を生み出すことが伝統的に得意であり、これを契機にホンダが正しい方向に舵を取り、フィットへの東芝SCiB電池応用や次期アコードの過給器付きプラグインハイブリッド等、巷間噂される開発中の新技術のリリースが心から楽しみに思えるようになってきたのは事実だ。
願わくばインサイトにも1.5L程度の同様なハイブリッドをバリエーション追加し、何よりCR-Zのプラグインハイブリッドなど考えただけでもワクワクするではないだろうか。
ホンダのプラグインハイブリッドは発売がまだ先なので期待していませんでしたが、久しぶりに楽しみです。ハイブリッド技術ではトヨタの後塵を浴びっぱなし。かつて燃費ナンバーワンを競っていたインサイトはもはや瀕死状態。フィットハイブリッドもマツダの新エンジン、トヨタのヴィッツ級ハイブリッドが出るまでの商品。
ホンダのラインナップのいびつさはいつになったら解消されるのでしょうか?
今はハイブリッドに開発を集中していますが、マツダに負けない新エンジンの開発にも期待しています。