ホンダの隠し球
お屠蘇気分も抜けないのでナゾときなど。元旦にアップロードされた『サンケイBiz』で気になる記事を見つけた。「ホンダは1リッター過給と1,3リッターNAのECOエンジンを開発中。次期型フィットに搭載され、リッター30km/L超えを狙うことが明らかになった」という。明らかになった、とはどういうことだろう?
もちろん公式発表しておらず。関係者から漏れた? ちなみにこのエンジン、先日発表されたホンダの新パワーユニット群に存在していない。というか、私は小排気量のECOエンジンこそホンダに必要と書いた。もし存在するとしたらこの1年以内に企画され、急遽開発を進めているということになります。
1リッター〜1,3リッターという排気量なら3気筒かと。このところホンダから気になる情報が出てきていた。例えば「車重を10%以上減らす」。これも100%新しいシャシに切り替わる次期型フィットからだという。といった情報をパズルのように組み合わせると、次期型フィットの概要が見えてくる。
ベーシックモデルは1,3リッターのアトキンソンサイクルで車重900kg。車重軽ければ実質的な吸気量にして1リッターくらいのアトキンソンサイクル(60馬力くらいか?)だって十分走れると思う。熱効率で言うと1リッター級のディーゼルターボとイーブン。ちなみに生産コストは現在の1,3リッターより安く付く。
燃費と同時に高速巡航性能を持たせる1リッター過給エンジンはマーチのスーパーチャージャーと同じく1,5リッター級の高出力エンジンという設定だと思う。また、1,3リッターに過給して1,8リッターくらいのパワーを持たせ、車重のあるミニバンやシビック級に搭載するいうバリエーションも可能。
これらの情報が真実なら相当画期的なクルマになるかと。ハイブリッド作れば燃費でアクアに迫れる。フィットのシャシを使った派生モデルもたくさん出てくることだろう。となると課題は「時間」だ。初代フィットを見ると6年間でフルモデルチェンジしている。現行モデルも来年10月で6年目。1日でも早い方がいい。
・ECOカーアジアは「インドで登場した究極のECOカー」
<おすすめ記事>
憶測にすぎませんが、スペック的には既にインドなどで発売している「ブリオ」(そもそもフィットがベース)にも似てる気がしました:
http://bit.ly/y5bYnT
自動車産業のグローバル化の流れを見ていると、日本市場のためだけに開発するのは開発・製造の効率やコストの面で合わないので、全く同一ではないにしろ、部品の共通化や輸入など何らかの関連はあるように思います。
ガラパゴス日本に春の烈風!!
これによって「ホンダとガチンコ勝負」のトヨタもさすがに目を覚ましたことだろう。
2013年頃にヴィッツ系各車に追加が噂される新開発1.2リッターターボの平均燃費やCO2排出量が心から楽しみに思えてきた。
さらにトヨタがダイハツとのコラボで鋭意開発中の2気筒800cc級ターボユニットがヴィッツに搭載されて現行1000cc版の後継モデルに据えられれば「良く煮詰まっているも保守的で没個性」な現行ヴィッツに再び初代が示した斬新さ・カリスマ性を与えることにつながり、「トヨタvsホンダ」のガチンコ勝負から目を離せないと思う。
素直にそれが本当なら、ホンダは凄いですね。マツダのスカイアクティブやダイハツのイーステクノロジーなど、内燃機関車などまだまだ時代は続いてくのかな? うーん結局、日本の自動車会社は技術など一社独走はないんだな。できればカタログ燃費が軽くでるぐらいにしてほしいです。数字ばかりじゃなんだし頑張ってほしいです。
遅まきながらようやく、ようやくホンダの次世代技術が見えてきました。
後だしじゃんけんなわけですから、「公約」通り、各カテゴリーで燃費No.1をとってもらいたいし、個人的にはインサイトにその成り立ちからくるものとして、もう一度燃費一番になって欲しいと思っています。
また、先日国沢さんがおっしゃっていたように、車の燃費が上がり、オートバイの立場がなくなってしまいますね。(笑)
あとは機動性で勝負でしょうか。