ホンダ燃費で敗訴
アメリカでホンダが「カタログどおりの燃費が出ない!」と訴えられ敗訴してしまった。内容を以下。訴えた女性はモード燃費
21km/Lという燃費の良さに魅力を感じ2006年式シビックHVを購入。しかし走行用バッテリーが弱っていたらしく、13km/L台しか出ない状態
に。こいつを「インチキだ」と訴えたワケ。
ホンダのミスは「些細な訴訟」と判断したこと。今回の訴訟、何億という賠償額が出ることのない少額訴訟制度だったこともあり、負けてもタイした金額にはならない。そんなことから気合いを入れた対応をしなかったんだと思われる。結果的にホンダの言い分は認められず、事実だけで結審されてしまった。
実際、ホンダの走行用バッテリーは交換が必要なケースも出てきている。劣化していれば、ハイブリッドシステムは単なる「おもり」にしかならない。標準のシビックより燃費が低下することだって大いにありうる。というあたりを十分ケアすればよかった。結果的に1万ドルの要求額に近い9876ドル賠償を命じられた。
今回の訴訟、日本のメディアはモード燃費と実燃費の乖離だと判断しているようだけれど、それは違う。アメリカのモード燃費はかなり実燃費に近い。現代自動車のエラントラのようにクレームを受けているケースはあるものの、訴えられて敗訴するようなことは稀。10%や20%の燃費差くらいアメリカ人だって許容する。
21km/L走ると言われるシビックが13km/Lしか走らなかったから問題になった。ここで重要なのは、新車でなく、おそらく経年変化したクルマの燃費で訴えられたこと。ハイブリッド車などバッテリーを使うクルマはシビックに限らず今後大きな課題になるだろ
う。ホンダはキッチリと対応しなければなりません。
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これは企業であるホンダの完全な判断ミスですね。
経年劣化した商品なら尚の事、お客さんが理解・納得してくれるまでキチンと説明する必要があると思います。
商売人は信用されてナンボの仕事です。その信用を失ったら仕事ができません。一度失った信用を回復するのには途方もない労力と時間を必要とします。
昔は苦情の電話一本にも返答のハガキをくれました(実体験です)。
そういう意味でもホンダには更なる努力を期待します。
リコールならともかく
中古車にまでメーカーが
責任を持たなくてはいけないんでしょうか?
確かに初代インサイトなんか「IMAバッテリー交換済!」なんて「セールスポイント」が中古車webで表記されてたりしますからねぇ〜バッテリーは「HV車特有のウィークポイント」なのかも知れませんね。
ただ新車ならともかく、中古車にまで「新車のカタログ燃費」を求めるというか期待するというのは…購入された方の気持ちは十分理解出来ますが…ちょっと「酷」というモノではないでしょうか? 少なくとも個人的にはそう思います。
HV車が普及して「当たり前のモノ」になって、「燃費云々」も「走行距離云々による劣化や性能定価」と同じ様に語れる様になってこそ、」HV車が「認知された」と言えるのではないでしょうか?
5年間でどのくらい走るのでしょうか?
日本なら、5万Km前後でしょうけど国土が広いだけに倍とみれば10万Km以上ですか。
となれば、電池逝っちゃっている可能性大ですね。きっと顧客への初期対応がまずかったのでしょうね。日本のディーラーだったら、「電池の劣化」について真心をこめて対応したはずですが、アメリカのディーラーではそっけなく突き放したのかもしれません。
ところで、アメリカでHVが売れない原因が見えてきました。それは10万kmくらい走ったところでガソリン代でもとはとれないし、電池交換費用が重くのし掛かりますから。
そう考えるとアメリカじゃ、HVより低燃費のガソリン車の方が有利なのかもしれません。プリウスC(アクア)よりデミオスカイアクティブ。
ホンダは次期Jazz(FIT)は、ガソリン車でJC0830Km以上を達成し、HV車はプリウスCを上回るものを開発するらしいです。
え?2006年式でもハイブリットのバッテリーって、そんなに早くダメになるのですか?2006年式ですよね?まだ5年ちょっとです・・・
個体差でたまたま出来が悪かったバッテリーだったのでしょうか?
そんなにバッテリー性能が落ちていて、警告ランプ等、ユーザーがバッテリーを確認出来る術はないのでしょうか?
確かIMAバッテリーは10年くらい(10万キロでしたっけ?)もつとか聞いた気がしたのですが・・・
プリウス他トヨタのバッテリーも10年もたないんですかね?
たった5年でバッテリーダメになったら自己負担で交換でしょうか?
5年で燃費が悪くなるならHVなんて買うの躊躇しちゃうなぁ・・・なんて思います。
しかも「ちょっと古いんだから文句言うな」的な言われ方されたらなぁ・・・
国沢先生、詳しくわかりましたらお教え頂ければと思います。
ちょっと一言追加させて下さい。
これ裁判の話で、日本じゃなくてアメリカが舞台で、訴えられたのがホンダという事です。
アメリカの裁判は陪審員制度で判決が決まります。つまり陪審員の心匠しだいで白いモノも黒くなるコトもあるという事です。
今回の裁判、原告についた弁護士が優秀だった?
この問題は初めから分かっていたことですが、ハイブリッド推しの人たちは見て見ぬふりをしてきました。
説明義務はない、注記義務はない、規定通りに測定した…
こんな不誠実な商売方法が通らなかったのはアメリカが健全な証拠ではないでしょうか。
じゃあ日本は?
それでもメーカーは巨額の利益を得たから満足なのでしょうが。
先生は面白くて楽しいです。
しかし先生はあきらかにトヨタ&ホンダファンでアンチ日産&アンチマツダですよね。
オール日本として、新興勢力に太刀打ちできるように各社の架け橋として、先生には奮闘していただきたいです。
マツダの技術が中国メーカーに買収されたら取り返しがつきません。
遠回しにですが、元フォード連合の一員だったボルボを買収した中国メーカーは、マツダの技術を間接的にですが手に入れたことは脅威だと思われますが、これ以上の技術流出はなんとしても食い止めるように先生のような有力者には活動していただきたいと切にお願いいたします!!