ホンダＦ１迷走？

企業イメージ戦略を練るホンダの社員は切れ者だ、と昨日のＴＯＰで書いた。一方、Ｆ１をやっているスタッフは極めて厳しい立場にある。Ｆ１イギリスＧＰを見ていたら、いともたやすく最後尾スタートのフェラーリにブチ抜かれてる始末。燃料積載量多いワンストップ作戦だから、という見方も出来るけれど、あえてそういった奇策を採らないとポイント確保も難しいというほど戦力的に低いということ。高速サーキットじゃ空力の悪さが出、モナコのような低速サーキットだとメカニカルグリップの低さが出てしまう。Ｆ１に関係していないホンダ社員にとってみれば全く納得できないんじゃなかろうか。例えばアメリカ市場の販売がこんな状況になったら、座視していまい。もちろん失敗は成功の母だと思う。けれど失敗したという判断が出来ないと、成功は無理。この期に及んでもドライブシャフトに強烈な後退角付いたシャシにこだわっている。もはや今シーズンを棒に振るか？　とは言え何位になっても話題に上がらないトヨタよりずっと面白いです。 ちなみに見るたびに感心するホンダの企業広告、Ｆ１より飛行機の方がずっと露出多い。ラリー嫌いのホンダなのにジャリ道でＳ２０００を走らせているあたりも、今のホンダの戦略を暗に批判しているようで興味深い。日本市場での戦略を含め、ターニングポイントに差し掛かっている気がします。

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