マツダ、今後どうしたらいいのさ?

マツダ、これからどうしたらいいだろう? 幸い毛籠さんがアメリカ市場をキッチリ仕込んでいたため、時間的&資金的な猶予はある。その間に日本と欧州を何とかしなければならない。幸い、日本と欧州は同じクルマでいいし、何なら大洋州だってそのまんま通用します。ということで日本市場で販売している車種を見ると、基本的にピークを過ぎている。

CX-5は後継車が必要

以下、現在販売している車種の発売時期を見ると、戦力のあるCX-5などは5年経過し、フルモデルチェンジしても良いタイミングになっている。私に「マツダの現状を何とかして欲しい!」と連絡してくる皆さんは、100%マツダ好きだからして新車の情報などは全く教えてくれない(笑)。ということで近々どんなクルマが出てくるのか解らない状況です。

マツダ2 2014年発売(現在タイで生産)

マツダ3 2019年発売(売れ行き低空飛行)

マツダ6 2012年発売(次期型未定)

CX-3  2015年発売(現在タイで生産)

CX-30  2019年発売(売れ行き伸び悩み) 

MX-30 2019年発売(不人気車種)

CX-5  2017年発売(すでに5年経過)

CX-8  2017年発売(すでに5年経過)

藤原前COOは小さい車種についちゃ収益性悪いので新興国でしばらく作った後、ピックアップトラックBT-50のように(現行はいすゞ製)、他からOEMを考えていたと思う。CX-5とCX-8はCX-60とCX-80にバトンタッチ。マツダ6絶版。CX-30のクラスだけれど、アメリカはCX-50。中国がCX-40でカバー出来ると考えていたようだ。そしてMX-30はマツダの環境対応車という位置づけ。

CX-50は人気抜群

ラージ商品群は藤原前COOにとってフルスイングだったということになる。逆に今後マツダとして必要なクルマを考えると、1)コンパクトなSUVとミニバン。2)CセグのSUV。3)CX-5の後継車。4)電気自動車ということになる。すでに開発しており2年以内に登場というのなら全く問題無し! 情報無いので解りませんです。ヴィジョンクーペは止めた方がいい。

もう少し具体的に。コンパクトカーは現行マツダ2をベースに開発し、2025年くらいを目処にクロストレックのような5ドアHBの雰囲気を残すクロスオーバーを目指す。この際、トヨタに御願いしてヤリス系のパワーユニットを採用するのも手だと思う。これで日本と欧州のCAFEをクリア出来るだろう。CセグのSUVはMX-30のパワーユニットを使いPHEVと電気自動車も作る。

写真/MZレーシング

CX-5の後継車は必要だと思う。これまたトヨタに御願いしてハイブリッドを。ユーロ7が見えてくると、現在マツダが持っているパワーユニットだとクリア出来るのはラージ商品群とロータリーのPHVだけ。もちろん販売出来る地域であればディーゼルを残したらいい。トヨタ依存度が高くなってしまうけれど、パワーユニット戦略の大失敗をしたツケだ。

そしてラージ商品群は猛急&徹底的な改良が必要。今までやっていた人のままだと小手先しか変更しようとしないハズ。入れ替えなければ思い切ったことは出来ないだろう。足回りは電動パワステにセルフセンタリング制御を入れたりして改良。駆動系やADAS系はバージョンアップした新しい制御をドンドン書き換えて行くなど新しい価値観での対応が必要です。

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17 Responses to “マツダ、今後どうしたらいいのさ?”

  1. トヨタ車ユーザー より:

    私は、デミオ、アテンザ、アクセラの改名は不発だったと思います。名前を変えただけで売り上げ向上につながるとも思えませんでした。
    インプレッサやカローラスポーツとそのSUV兄弟車に当てるCセグがいまいち伸びないことは問題が大きい気がします。DセグSUVは数字が二桁になったモデルをちょっと全幅を絞るなどして出せば何とかなりそうですが。ただ、ブランドイメージ向上として高級価格帯に行こうとしたけど、いまいちうまくいかず。
    やっぱり数の出るクラスも大事にしないといけないと思います。CX-60が売れていると持ちあげているメディアもありますけど2,3000台くらいでは…。その倍はCセグでほしいところです。
    その点ホンダは、Nシリーズがあるから国内が回っているという感じでしょうかね。本当はフィット・シビックあたりがもっと出れば工場稼働率が上がると思います。
    シビックとマツダ3はちょっと高いのかな。。。

  2. 猫まんま より:

    —-
    すいません改行がおかしいので差し替えお願いします。
    —-

    無責任な個人的考察。
    あながち外れていないと思うんだけど。

    マツダ2
    ヤリスのOEM、もしくは昔のマツダが良くやってた【なんたらスペシャル】¥120万くらいの新グレード追加でマツダ地獄に逆戻り。

    マツダ3
    自然消滅までこのまま。買ってる人はデザインで選んでるだろうからテコ入れの必要無し、というかしても無駄。

    マツダ6
    今更なんで消滅で良いかと。もしくは330馬力とかの3,3Lディーゼルの高性能版追加でクロスオーバー追加とか?意外と良いかもしれない。

    CX-3
    ヤリスクロスのOEM。 MAZDA2とCX-3をトヨタにOEMしてもらうことで基本車台が1種類になるためコス削減が出来ます。スバルと一緒です。ハイブリッドももらえればCAFEもクリアできるかと。

    CX-30&MX-30
    いっそのこと電動化無しのロータリー搭載で2030年までの限定モデルとか。ロータリハイブリッドなんか作ったら地雷にしかならないと思う。

    CX-5
    もう今更新規プラットフォームとかは作らないだろうからスキンチェンジでなんちゃってフルモデルチェンジ?

    CX-8
    CX-5と同じくスキンチェンジでなんちゃってフルモデルチェンジ?下手にフルモデルチェンジするよりは完成度高くなって良いんじゃないかと。

    未来が無いな。結局中身の無いスカイアクティブがすべての原因だったような気がします。早い時期にトヨタのハイブリッド使わせてもらってたらここまで酷いことにはならなかったかも?

    本社の社用車でアクセラセダンのハイブリッドが有りますがMAZDA3よりはるかに出来が良く、燃費良し、トルクフルで走りも良し、なんといっても足回りが良い。なんでMAZDA3になって劣化したんだろうか?

  3. アミーゴ5号 より:

    直近では、現場の意見に耳を傾けるべきだと思います。

    個人的には、こう思っています。
    値段が高い、コンパクトカーがない、高級路線は合わない、クレーム車はいらない、マスクが同じで変わり映えしない、マツダレッドから卒業すべき、庶民に喜ばれるクルマ、安くて楽しいクルマ、少し高いけどパワフルなクルマ、他社並みのエコ性能、ミニバン・軽が欲しい、ロードスターが埋没しちゃっている等々。

    あー、スッキリした。
    自分はマツダが、お高く止まったブランドとは、どうしても思えないんですよね。ただこれだと、まさに今のトヨタになっちゃったりして。。

    マツダの現場の皆さんが、どういう考えをお持ちかはわかりません。
    是非とも現場の声をよく聴いた上で、今の似非高級路線を見直して欲しいと思います。

    ちなみに個人的には、
    「家族みんながZOOMZOOM!」を目指して欲しいな。運転も楽しければ、お出かけや旅行、キャンプ、アウトドアで家族も楽しい。カーライフすべてが楽しい!

    収益的には茨の道かもしれませんが、最もマツダらしいのではないかと思っています。

  4. z151 サンバー愛好者 より:

    スバルも同様だと思うのですが、とにかく燃費のいい車種を大量に売らない限りどんどん首が締まってきます。
    利益が取れるからと高級大型車ばかりラインナップが充実してもCAFE規制で罰金を支払わなければならない。
    利益と罰金で高くなったクルマをユーザーが喜んで買うかというと、そこまでアレじゃないような気がします。(笑)
    高額だけど躊躇せずに買いたいという魅力があるBEVが手持ちにあるなら左団扇かもですが、そんな都合のいいEV持ってない。(笑)
    現実路線で考えると、ヤリスやシエンタくらいの燃費がいい販売台数が出るハイブリッドモデルを持つのが手っ取り早い。
    フォード資本時代のフェスティバ&デミオみたいなのが実は「マツダに足りない必須栄養素」な気がしますが。
    こういうクルマが手持ちであるとこれからの時代カーシェアリング等の業者販売でもいい武器になりそうですが。
    若者や子育て世代に刺さる感じでないのが非常に残念無念。
    キャンプ&車中泊ブームの昨今、ボンゴフレンディみたいに「屋根が屋根裏部屋になるクルマ」出たらハイエースどころの騒ぎじゃないと思います。

  5. ひめ太郎 より:

    パワーユニットは未完成の粋ながらポンッと3.3D_PHEVみたいの出せちゃうんだから、独自のハイブリッドに全ふりで良いと思います。他社からのユニット載せたって、それマツダファンは買わないでしょう。

    販売台数増やすなら必要なのは商業施設に展示するなど実車に触れる機会、ブランド力と、なにより新鮮さかなと。
    フルラインナップメーカーと違って車種限られるから難しいところ在るけど、自動車イベントでの同じ色の同じ顔した車が2台3台、毎度お馴染み代わり映えしない小ぢんまり空間はなんとか為らんものか

  6. くらがみ より:

    >マツダ2 2014年発売(現在タイで生産)
    MAZDA2っていつの間にかタイ生産になっていたんですね。
    知らなかったです。勉強になります。

  7. 山崎 和宏 より:

    意味のない失敗作 MX-30 をできるだけ早く切ること。せっかくのロータリーの復活も、ダメなクルマ*魅力のないクルマでオコナッテいたら、活きません。

  8. ツナミ より:

    結局はブランドイメージうんぬんよりも、良い車をつくるということが大事なのではないでしょうか。

    たとえば、マツダは小型車は利益率が低いからつくらないということですが、今、日本で一番売れている車は軽自動車のなかでは価格帯の高いN-BOXです。

    おそらくそこにはブランドイメージよりも、単純に良い車が売れるという理論があるだけなので、ブラントとは?といったことで頭を悩まさずに、売れ筋のクラスで実用性の優れた車づくりに励めば良いのではと思います。

  9. TOTO より:

    いい加減にあの、鬱陶しい事極まりない「ファイブポイントグリル」を勇気をもって捨ててほしいです。あれがデザインをすべてぶち壊しにしていると思います。マツダがメルセデスやBMWやアルファロメオの真似事しても、なんかみっともない気がします…もっと自由にデザインしてほしい!これじゃあ自縄自縛です!

  10. へのへのもへじ より:

    10年前にMPVに乗っていたが、デザイン、走行性能、運転操作感ともとても優れていたが、如何せん取り回しがしにくい車で駐車場での切返しは必ず1往復多くなっていた。
    サンデードライバーなら苦にならなくても毎日利用する者にとっては今後買うことの無い車であった。
    なので、サンデードライバーや田舎者向けの車種か都会の生活車なのかまでコンセプトを明確にし、販売手法もどの人にとって都合のいいクルマなのかをCMやバーナー広告段階でアピールすべき。

    取り回しのよいクルマは大抵デザインが犠牲になって見向きもされないため、その後そのクルマを気にすることもなくなり商機を失うことになる。

  11. ペイココ より:

    マツダ流に尖らせたシエンタがほしい。

    プレマシーに乗っているけど、次の車は馬力のあるスライドドア車にしたい。

    今のマツダには、大きな車ばかりで乗り換えたい候補車がない。

    このままだと、2030年になって高い自動車税種別割払ってプレマシーを乗り続けるしかないと思っている。

  12. トラジャ より:

    レンタカーでDEMIOに乗ったら運転超楽しくてマツダのファンになりました!MAZDA2にも乗ってみたい。MAZDA3もデザイン好きです。
    マツダはクルマ良いけどブランドイメージが悪い気がします。だって周りでマツダ乗ってる人はおじいちゃんかおばあちゃんなんです。
    最近のマツダ車は若い人がカッコよく乗れるようになったと思いますので、最低限年寄り臭い色は売らない作らないようにしたらMAZDAファン増えると思います。
    レンタカーで乗ったDEMIOがネズミ色で、走りは超楽しいけど駐車場に置くにはちょっと恥ずかしかった笑

  13. はなだ963 より:

    マツダとスバルはミニバンがないのが残念です。フリード、ステップワゴンクラスのミニバンを1車種でいいので作ってほしいと思っています。

  14. マーケッター より:

    ここの一番の問題は前藤原副社長でなく丸本社長だろう。副社長が暴走したとしても社長が体を張って止めていればよかったし代案がなかったので黙っていたから今に至ったんだと思う。
    電動化に動いておくべきだったという意見もあるが、そもそも電動化技術者のいないマツダがなにができたのだろう。バッテリーメーカーも本気になってくれなかっただろう。

    愚痴はこのくらいにして本題に。
    ①マツダ2
    ・乗ってみると燃費はいまいちだがクルマとしては素晴らしい。
    ・次期モデルといっても、プラットフォーム、パワートレインに進化がないのだから、このまま行けるところまで行くしかない。
    ・トヨタからエンジンを含めてHEVをもらったところで所詮双子車なんか売れないし、さらに利益が出ないのだからGive upするしかない。
    ②ミニバン
    ・プラットフォームをそのまま使えば狭いだけのミニバンになるためラインナップとしてほしい気もするが手出し不要。
    ③C-SUV
    ・CX30、MX30と無駄な車をつくってしまったものだ。
    ・シートポジションを上げたSUV、初代のCX5に近いものを出しておくべきだった。
    ・最量販のCX5次期モデルが最重要なので、ここには手を出さない。
    ④CX5
    ・ここは一気にEVに行くべきではないだろうか。

    • マーケッター より:

      スカイXのカプセルと補器がなくなるほどの進化が見られれば面白いのですが、見込みありそうだと思われますか?

      次期モデルのマツダ2と3は一体化して、ワールドクラスのコンパクトを出してもらいたいです。

      国内は米国に先んじて安売りチラシブランドから脱却できたのはスカイDとCX-5の組み合わせでした。
      米国はスカイDのような飛び道具がなく遅れましたが小排気量turboとしての2.5T、そして今回3.3Tが機能すると思います。
      でも、その先はわかりません。
      電動化の進み具合に全てがかかっています。

      ブランドはマーケティングでは無理、いい商品がなければ成立しません。

  15. tomu より:

    現在の国産メーカーは日本よりも海外展開の事が殆どだと思います

    だって日本より台数稼げるから…
    だからクルマの善し悪しよりも、たくさん売上できる市場に合わせられるかがクルマ創りの課題でしょう
    もともとSUVに軸足を置くマツダ車は確かに拘りのクルマ創りかもしれません。
    しかし、これもトレンドに載った単なる流行品であり、調子のってSUV中心の展開を拡げていくと世間から飽きられてしまうもの
    マツダが本来、描いてるようなブランドイメージを創るためには、SUVなんて1車種で十分!
    マツダ2,マツダ3,マツダ6,ロードスターにしっかり注力しないと…
    わかってるけどなかなか出来ない!
    結局、他社の売上を指くわえて観てられない病なんですよ
    過去にマツダが何度も失敗した悪病
    ベンツやBMWが憧れなら、彼らはSUVも創ってるがきちんとセダンやワゴンも創ってるってほうに目を向けたほうがよい!マツダ6を諦めてる時点でマツダは結局、国内の中堅メーカーから脱皮できないでしょうね~歴史を繰り返すでしょう。海外重視で経営状況は少しマシになるかもですが、そうなればなるほど国内のマツダマニアががっかりするクルマしか出てこない気がしますね

    • マーケッター より:

      横から失礼します。
      気持ちもわからないでもありませんが、SUV重点化していなければすでに倒産していたことでしょう。

      マツダ2
      乗って損のないいい車ですが、将来がありません。
      トヨタの規模でさえ収益性がないからメキシコ工場にOEMを頼んできたくらいです。

      マツダ3
      歴史的に見て素晴らしいデザインであっても売れませんが、理由が二つあると思います。
      ・中途半端なセグメントになってしまった
      ・燃費が悪すぎる

      マツダ6
      ・高級セダンのMUST要件である乗り心地(ふわふわという意味ではない)がラージプラットフォームには欠落しているのと、国内に限って言えばディーラー力が×
      (詳細後述)
      ・ヴィジョンクーペのようなデザインは全幅を大きくとっているから実現できる技で、米国ではともかく国内ではノーチャンスだと思います。

      ロードスター
      これは電動化によって進化するはずです。モーターの人馬一体イメージはどんなエンジンをも圧倒しますし、より重心を下にできるからです。

      ディーラー力
      高額商品にはそれなりの対応力がMUSTですが、国内ディーラーはそこが決定的に劣っています。
      米国ではいい商品を出し儲かることが分かればいい資本が入ってきますが、国内は全く流動性がありません。また、国内はメーカー資本が大半でその経営者は数年ごとに交代する出向者です。これでは抜本的な変革などできない構造です。またお客様ではなく広島の上司を向いているという構造的な欠陥があるからです。

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