マツダ、次期型CX-5の写真&簡単なスペックを発表。今どきエンジンはガソリンのみのナゾ

マツダが突如次期型CX-5の写真を公開した。このクルマ、多くのナゾに包まれてます。まず開発期間。2022年6月にCTO(総開発責任者)だった藤原副社長が失脚した時点で次期型CX-5は開発していなかった。毛籠さんが丸本さんから社長を引き継いだのが2023年6月。丸本さん、藤原CTOの言いなりだったので、次期型CX-5を開発に着手したのは毛籠さん後だと思っていた。

ボディ側面がCX-60と同じく痩せた感じ

今年12月とアナウンスされた発売まで2年半しかない。そんな短い期間で新型車を開発したなんて話、聞いたことありません。藤原CTOの失脚から毛籠さんの社長就任までの間は1年間ある。失脚直後に開発開始したということはないだろうから、半年後としても3年。認証に時間の掛かる日本は2026年半ばになる? それでも開発期間短い。日本仕様が発表されたら開発の経緯をぜひ聞いてみたい。

リアビューは文句無し!

もう一つのナゾがパワーユニット。先行して販売される欧州はガソリンの2500cc。気休めハイブリッド(簡易式)となっているものの、厳しくなる2025~2027年欧州CAFEはもちろんのこと現行の2021欧州CAFEすらクリア出来ないと思う。2026年に平均燃費を引き上げる『EZ6』(欧州仕様はマツダ6eという車名になる)を投入するというけれど、反則金の対象になりそうな気がする。

マツダの欧州CAFE対策、10年前からずっと失敗してきている。今回は勝算あるんだろうか? これまた聞いてみたいところ。ということで肝心の次期型CX-5だけれど、ボディサイズは全長4690mm×全幅1860mm×全高1695mmで少し大きくなっている。横置きFFで変速機は6速。サスペンションは前後現行と同じなのでおそらくプラットフォームは現行のキャリーオーバーかと。

インテリアだけれどCX-60などと共通のテーマになり、大きな液晶が付く。これだけで新しく感じるから面白い。新型エンジンを使った燃費の良いフルハイブリッドは2027年まで待たなければならない。日本仕様は新型ハイブリッドのデビューまでディーゼルを残さないと厳しいと思う。加えて価格も重要。現行モデルより20万円高かったらノーチャンスでしょうね。ぜひとも売れるクルマに仕立てて欲しい。

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7 Responses to “マツダ、次期型CX-5の写真&簡単なスペックを発表。今どきエンジンはガソリンのみのナゾ”

  1. アミーゴ5号リリボーン より:

    社長の毛籠さんでも、マツダ丸という巨大船は、すぐには方向転換できないのだと実感します。

    そもそも藤原流の内燃機関至上主義が、時代に合わなさ過ぎましたもの。せめてストロングハイブリッドがあれば。。。

    ここにきて、EV普及鈍化と円安が追い風なら、トランプ関税は大逆風。なんとか相殺して耐え凌ぎつつ、毛籠流のベクトルを示して進んで欲しい。

    あと国内の内需拡大を目指すなら、スライドドアのミニバンは必須だと思います。もしセレナとステップワゴンがちゃんとプラットフォームを更新していれば、思い切りマツダ顔にしてOEMもありなのに。。。と妄想しております。

  2. アミーゴ5号リリボーン より:

    すみません、追記です。

    肝心なコトだと思うのですが、
    デザインテーマ「魂動」とカラーテーマ「マツダレッド」は、車種によっては賞味期限が切れていると思います。

    さすがにクルマ好きの自分ですら、マツダレッドのクルマは車種を識別できませんもん。それが狙いだと思いますが、新型CX-5に対してすらクラシカルな印象を受けるのは自分だけ?

    普遍的にテーマを貫く車種があっても良いと思いますが、そろそろ新しいテーマの提案時期でもあると感じています。

  3. kuz より:

    期待していたんですが外観がマイナーチェンジかと思う程度の変化でガッカリです。開発期間の短さとかあるんでしょうかね。それとも変化を恐れた?
    取って付けたかのようなデカいディスプレイですが、これも中華BEVみたいでちょっと…。一番良くないのがエアコン等のスイッチを画面内に入れちゃったこと。画面を注視させない・手で触って分かるというマツダの安全思想はドコ?

  4. より:

    国沢さんだけでなくアミーゴ5号さんも毛籠さんを高く評価されていますが、そうなんでしょうか。
    ラージ商品を中途半端な品質確認で発売してしまったこと、その後の対応の悪さ、更にトランプ関税の2年も前から円安を吐き出しトヨタの2倍超のインセンティブ政策に突進したのは現経営陣ですよ。
    その結果、トランプ関税対応余力も失ってしまった。つまり、トヨタのようにインセンティブ増で対応する道も残されていない。

    国内はCX5さよならDE値引き販売で今季は乗り切れそうですが、2026-2027があまりに寒いです。

  5. Akira より:

    室内デザインはシンプル且つスタイリッシュでなかなかいいと思います。
    しかしながら肝心のエクステリアデザインが変わり映えしなかったのにはがっかりです。
    スタイリッシュで先進的なARATAと比べると尚のこと残念です。

  6. アクシオム より:

    確か2年前に会社で使っているCX-5で、マツダが横浜のR&Dセンターで開催している愛犬イベントに参加していた時から、次期CX-5はもうそろそろ出ますのでまたCX-5を・・・とは言われていたので、やっと出てきたか!という感じですかね。
    でも、販売店ではすでに次期型にはディーゼル車はないので、ディーゼル車でしたら現行型か、CX-60/80にお乗り換えくださいと言われていたので、先週CX-60にしました。
    CX-5オーナーからすると、ディーゼル車がないという最重要課題を除ければ、デザインは継続”深化”、後席広そうで、荷室もより積めていいことづくめには見えますね。
    否定し続けたタッチパネルが巨大ディスプレイとともに採用される点は、CX-60オーナー予備軍としてはこんちくしょう!ものですが、今までのマツダ頑固路線も少しづく変革される点においてはいいんじゃないですかね。

    魂動デザインは、やっぱりフェローで居続ける前田さんがいる限り進化せずに深化させるんでしょうね。
    今回CX-60は消去法でもなかなか決断しにくいグレード選びでしたね。オフロードっぽいTrekkerなるグレードに指触が動いたのですが、なぜかマイルドハイブリッド車しか設定されていない。それとボディカラーがレッド以外くすんでいる。デザインもさることながら、商品企画もちゃんとしてくれないと、選ぶのに迷うのではなくて、選びようがなくて困る設定なんですよね。

  7. より:

    CX5を2台、CX8に乗ってきました。
    ここまではよかったのですが、その次のCX60があまりに酷かった(ディーラー対応を含めて)。
    私は複数保有ですが、今はマツダ車ゼロです。
    次はCX5と思ってましたが、DEがない上、排ガス規制でパワーが落ちると聞いているので、2.5MHEVは力が不安。
    さらに2年後に新エンジン+HVが出るのに急いで2.5MHEVを買う理由がわかりません。
    マツダの内装は本当に良くなったし、新型CX5はさらに良くなっている感じですが、大事なのはそこじゃないはず。
    CX60もそうですが、デザインに進化がないのが残念。
    どなたかもおっしゃっていましたが、いまだに前田氏を重用するからかもしれません。

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