メルセデスがエンジンの開発を再開した。されど日本に於いて高級車の使い勝手は急速に悪化していく

20~80万円くらいの価格帯の腕時計が売れなくなってきたという。確かに私も最近はファーウェイのスマートウォッチしか使っていない。全てにおいで便利だからだ。着信音を鳴らさずスマートウォッチでバイブレーターを稼働させれば、賑やかな場所だって電話を受けられる。はたまた歩いた距離や睡眠時間まで解る。100万円の自動巻だとできないことばっかり! 

そんな超便利なスマートウォッチは3万円も出せばサファイアガラスの7日間電池持つタイプが買えちゃう。ここにきて”ほぼ”自動巻のクラシカルな腕時計の出番無し! 聞けば1000万円超の腕時計買う人も普段はスマートウォッチだという。やがて自動巻は南の島の石貨のような存在になるのかもしれない。いや、すでに宝飾品や投機対象的な存在になっている。

最近高級車も同じだと思うようになってきた。考えて欲しい。大事にしなくても全く問題の無いカーシェアやレンタカーが増えてきた。観光地に行くとインバウンドのレンタカーだって多い。はたまたクルマに関心のない人が乗ってるケースだってある。観光地などで見てると、隣のクルマを気にせずドア開けてるケースを頻繁に見るようになってきた。

高いクルマに乗っている人からすれば「やめてよ~!」。今後さらに収入格差は広がるだろうから、高いクルマに乗っているときのリスクが大きくなると思う。私は上がりのクルマとして、中古でいいからまぁまぁ高いヤツを買おうと考えていた。されど冷静になって考えてみたら、乗るのがストレスになる。大昔持っていたフェラーリだって、乗っていく先がないからほとんど乗らず。

清水の舞台から飛び降りた気になってベントレーのコンチネンタルGT買っても、自動巻の時計と同じになっちゃうだろうな~。そもそもコンチネンタルGTより、釣ったサカナやコマセだって気兼ねなく積める5MTのデッキバンの方が人生楽しいかもしんない。ドアパンチ食らったって「ちっきしょ~!で済むだろうし。コンチネンタルGTだと24時間360度カメラ付け、警察に届ける!

逆に考えると、そんな国になっちゃったということ。メルセデスが今になってエンジンの開発を再開するという。私はメルセデスって20~80万円のクルマと同じ気がする。今からエンジン車を作ったって自動巻の中途半端な価格帯の時計と同じ。しかも二極化が進むと、オチオチ乗ってられない。そんなクルマのニーズないです。ジャーマン3、日本ではシュリンクしていきそう。

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5 Responses to “メルセデスがエンジンの開発を再開した。されど日本に於いて高級車の使い勝手は急速に悪化していく”

  1. 薫くん より:

    メルセデス、終わったと言われても、一度は乗りたいドイツ車。
    小さいけど、高速直進安定性が良いドイツ車、何かないですか?

  2. 陸アビエイター より:

    ブランドロゴの大好きな日本人には、ビジネスモデルによってはまだまだ受け入れられると思います。
    バッグでも本革か合皮かなどお構いなく、ロゴさえ入っていればありがたがって、そこそこの金額を叩く日本人ですから、アウトレットモールにショールームを出して、OEMの適当なセダンにスリーポインテッド付けときゃ売れ続けるんではないでしょうか。
    ただ、それをやってしまうとメルセデスブランドの価値は無くなりますね。
    いずれにしても終わりという読みには同意です。

  3. キイロイトリ より:

    親方のご意見に一票です。

    気兼ねなくガンガン使える車の方が楽しめるかもしれません。

    先月末まで先代320dに乗ってましたが、この程度の価格までが気を遣わず楽しめると思いました。

    親方の指摘通り、現在のBMW、ベンツはマイルドハイブリッドになってしまい、保証期間が過ぎて電気仕掛けが壊れたら即廃車という道具として非合理的なラインナップばかりになってしまいました。
    一般ビープルとしては寿命が短い可能性がある車を買う気にはなれません。

    とは言え、以前に親方が最後の純エンジンモデルに乗るチャンスとして推してた718GTS4.0のMT車が今月納車されました。(22ヶ月待ちでした)

    結局、総額1,400万円を超えてしまいましたので気を遣わず使える車とベントレーの間くらいの立ち位置です。

    小生も50を超えてMTを楽しめる時間も長くはないのでポルシェもガンガン遊んでしまうと思います。
    パーキングの駐車位置には十分気を付けながら。。。

  4. よしの より:

    ドイツ車の無理やりな電動化は失敗だったと思いますよ。
    むしろスイスの時計みたいに機械にこだわりまくった方が商品もブランド力も安定して維持できるじゃないかと思いますし
    スイスの時計は時間としての機能じゃなくて
    自慢するためのアクセサリーとして製品が変わっていきましたし

    中途半端は電動化をした結果ユーザーは
    EVの得意なメーカーやトヨタみたいにHVが得意なメーカーにユーザーの興味が映ってしまって
    どうしようもなくなってしまいましたし

  5. 二級人 より:

    ずいぶん昔ですが、ベンツをカローラみたいに普段使いしているお金持ちがいましたが、カッコいいと思いましたね。当方には縁のない話です。刑事コロンボを見てお金持ちの暮らしを味わいます。

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