モリゾウさん、今日も全開なり! 「五輪は許されても二輪と四輪なぜですか?」だって
出場する予定だった北海道のラリーは延期。本日、鈴鹿で行われる予定だった86レースも中止。なのにスーパー耐久だけ開催されている。もちろん鈴鹿のスーパー耐久は事前に全員の新型コロナ検査を義務付けられるなど厳格な対策を行ってます。屋外だしお酒だって飲めない。これで開催出来なければ日本の経済活動再開などとうてい無理という環境。
世界3大レースで日本車が優勝した年…
なのにF1•WRC•MotoGP•鈴鹿8耐が日本ではできない…
この状況をどう感じているか?鈴鹿で行われた記者会見で、
そんな質問があり
社長の豊田は答えました。「五輪で許されても4輪2輪は許されない…」
全文は映像で pic.twitter.com/oYMz0kzFLR
— トヨタ自動車株式会社 (@TOYOTA_PR) September 18, 2021
開催決行は、モリゾウさんの強い意思を汲んだんだと思う。で、今回もカローラ水素エンジン車でエントリーしている。驚くことに3戦目でパワーはガソリンエンジンとイーブンになったそうな。給水素時間だってデビューの富士は5分。オートポリスで3分。今回から左右2箇所で補給するようにして2分。いやいやモータースポーツの技術進化速度、驚くほど早い。
水素エンジンの技術が進むと、本当にディーゼルエンジン互換のパワーユニットになるかもしれない。今回、オーストラリアで作られる褐炭由来の液体水素を日本に運ぶというニュースも同時に発表された。液体水素をそのまま運びトラックなどに補給してやれば、高圧水素使う燃料電池より効率良く使える可能性大。しかもピストンエンジンの技術をそのまま使える。
ここにきてeフューエル(合成燃料)はずいぶん開発が進んでいるようだが、大がかりな化学プラントなど必要。コストだって安くない。安価な液体水素をそのままエンジンで燃やしたら一番手っ取り早いと思う。瓢箪から駒じゃないけれど、水素エンジンを活用することも1つの選択肢になりそう。カーボンフリー、電気自動車に限らずいろんなアプローチがあってよい。
ここにきて興味深いのは今のところ全て電気自動車に向かっている欧州が、eフューエルやバイオエタノール燃料をカーボンニュートラルとして認めるかどうかという点です。認めるのならエンジン残る。F1やWRCの将来、グレタさんのような少し短絡的に感じる急進的な環境問題運動家達がカーボンフリー燃料をどう考えるかによって決まってくる?
<おすすめ記事>