ヤマハの電動バイクJOG Eが15万9500円で安いとメディア大ハシャギ。ホンダは15万6200円ですけど

ヤマハの電動原付バイクが15万9500円でめちゃ安だとメディアに紹介されている。皆さんどうやら電池や充電器別だと知らないようだ。ホンダの電動原付バイクも車両本体なら15万6200円でJOG Eより安い。JOG Eにはまだ試乗していないけれど、ホンダのEM1eは欧州だと125ccクラスと同じボディにコンビブレーキなど採用するハイクオリティなモデルであり、割安感あります。

しかもJOG Eを作っているのはホンダの中国工場。上と下の写真を比べてみて頂きたい。欧州だとタンデムステップが付く黒い斜めの部分は全く同じ位置。後輪を駆動するモーターの形状やアンダーボーンの形状、フロント周りなども共通である。当然ながら電池と充電器はメチャクチャ高い。JOG Eもホンダの脱着式電池を使うため10万8900円。充電器5万5000円だろう。

ホンダEM1eはJOG Eより安価

ヤマハのリリースを見ると車両本体価格の表示しかなく、電池はガチャコと契約しろとある。ホンダのWebは逆で、電池と充電器を含めた価格表示である32万100円になってます。両社の意図は不明。ホンダの場合、あまりEM1eを売りたくないのか、はたまたセット販売にして電池も売りたいのか? そもそもホンダの電池と充電器。前述の通り相場観がないほど高価である。

東南アジアでホンダの驚異になりつつあるビンファストは、ホンダの2倍の電池(高温に強く寿命の長いLFP)を搭載したモデルを12万円くらいで販売している。JOG Eだって全く国際競争力無し。そういえばJMSに展示されていたスズキの電動原付も話を聞いたらホンダと同じ相場観のようだ。電動バイクは完全にベトナムに代表されるアジア勢にやっつけられると思う。

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