ヤリスクロス、ヴェゼルやキックスといったライバルより実質的に20万円以上安かった~!

昨日からディーラーによってはヤリスクロスの価格やスペック、装備内容を教えてくれるようになった。先行受注、始まりましたね! 驚くべきが価格。ライバルより安いと聞いていたけれど、ここまでとは! まず普通エンジンの1500ccモデル。装備内容を見ると、ヴェゼルの『X』で220万5千円。ほとんど同じ装備内容と言って良いヤリスクロスの『G』が202万円となる。

ヴェゼルの優位点は1)明らかに優れたリアシートの居住性。2)11馬力パワフルな4気筒エンジン。3)LEDヘッドライト。ヤリスクロスの優位点が1)圧倒的に優れた自動ブレーキ。2)アンドロイドオート/アップルカープレイ付き8インチディスプレイバックモニター標準装備。自動ブレーキの価値はプライスレスだし、ヤリスクロスの2)はナビ装着キットまでオプションのヴェゼルだと20万円コース!

ハイブリッドはヴェゼルの最上級グレード『Z』で276万円。ヤリスも同じく『Z』となり258万4千円。Z同士の場合、ヤリスクロスもLEDヘッドライトになる上、パワーシートや18インチホイール、圧倒的な燃費まで魅力に加わってくる。ヴェゼルだとオーディオ+ナビは全く付いていないため、これだけで価格差が10万円以上あると考えていいだろう。足回りはヤリスクロス優位。

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キックスだとどうか? タイ生産ということもありグレード展開が絞られたのだろう。価格は276万円と、ヴェゼルの最上級グレードに合わせてきた。装備内容もヴェゼルと同等。ヴェゼルより自動ブレーキ性能が高いものの、ヤリスクロス相手だと厳しく、リアのクロストラフィック警告はオプションでも選べない。装備など揃えるとヤリスクロスより実質的に30万円くらい高い。

ここまで読んで「ヤリスクロスはヴェゼルやキックスよりボディが短いから車格的に下」と思う人もいるかもしれません。というのもヤリスクロスって欧州Bセグに属す。対してヴェゼルとキックスは”キャビンサイズ大盛り”が必要な新興国Bセグ。お金の掛かり具合を見ると、テレスコ付きステアリングやソフトパッドのヤリスクロスが上。総合的に評価したら同じBセグです。

FFの燃費はWLTCで普通の1500ccすら19,4km/Lと素晴らしい! ハイブリッド31,1km/Lで21,6km/Lのキックスを圧倒する。そうそう。ヤリスクロスの4WDは普通エンジンにもハイブリッドにも設定されていて23万円高。ちなみにヤリスクロスの価格、すぐ上にカローラクロスがあり、カローラクロスもRAV4を超えられない。トヨタの中で厳しい勝負をしてる。ヌルいライバルは勝てない?

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