ユーロNキャップ2018続々公開。新型ジムニー恐ろしい結果に!
今年のユーロNキャップが次々と公開になっている。日本車はレクサスESとアテンザ、ジムニーシェラ、リーフの4車種。このうち驚いたのがジムニーシェラの衝突安全性です。何と73%という最近見たことないくらい酷い評価。動画見ても「こら厳しいでしょうね!」。オフセット衝突なんか側頭部裂傷の可能性大。自動ブレーキの評価も対人、対車両揃って52%/50%で最低評価。
衝突安全性で見ればESとアテンザ、リーフは91%/95%/93%。今年COTYを取ったボルボXC40といえば97%で、全ての衝突モードで”ほぼ”かすり傷または無傷だと思う。自動ブレーキの評価もジムニーシェラを除く日本勢は90%/66%/71%。対車両で77%/73%/71%。ジムニーシェラより酷かったのは「こら普通に死んじゃうでしょうね!」のジープラングラーだけ。
これまで私もジムニーバンザイしてきたが、ユーロNキャップの数値見て推奨出来なくなりました。現代のクルマとしてこいつぁ酷過ぎる。特に「あかん!」なのが32km/hのポール側突。軽自動車のジムニーと全く同じドア部分にポールをブツけるのだけれど、シートスペースが半分くらいになっちゃってる。サイドカーテンエアバッグどころじゃなく、生存空間が残ってない感じ。
自爆はもちろんどんなクルマと衝突しても当たり負けします
同じ観点でサイドカーテンエアバッグが無いN-VANも推奨していない。ジムニー(シェラとジムニーは同じ)のユーロNキャップの動画見て「雪道で横滑りして30km/hで電柱に当たったら死んじゃいそうなクルマはとうてい進められませんね」と思う。新車を買うならユーロNキャップの☆5つが基本かと。ユーロNキャップ、見たい車種をセレクトし、まずVideoを見てください。
同じ試験を受けたXC40
参考までに上はXC40。今年のCOTY、なんでボルボが2年連続なんだ、といった意見も出ているようだけれど、今や安全性の総合バランスは圧倒的だと考える。なかでも衝突安全性は素晴らしいです! ボルボに乗っていて死ぬのは難しい? この10年で日本車は世界レベルから落ちてしまった。COTYってその年の象徴。後年「日本車の活性が落ちた年」という評価になると思う。
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