リニュアルした電気軽商用車ミニキャブMiEV、適正価格より20万円くらい高かった

世界初の量産電気自動車を発売した三菱自動車が、これから日本での売れ筋になっていく電気軽商用車をリニュアルしてきた。出るという情報はお伝えしていたものの、電池搭載量と価格についちゃ不明でした。予想はホンダやダイハツ並に30kWh級の電池を搭載してくるか、eKクロスEVと同じ20kWhを使いながら、間もなく登場するライバルより安くするか、です。

しかし! 残念なことに両方ハズしてしまった(泣)。電池容量だけれど、eKクロスEVと同じ20kWhでした。寿命無限大と思える東芝のSCiB電池や充放電回数3500回とも言われるリン酸鉄電池なら全く問題無い容量ながら、三元系リチウムだと20年/15万km使ったらおそらく容量60%台です。最後は満充電で60kmくらいしか走らなくなっちゃうだろう。

三元系リチウムなら30kWhはミニマムだと思う。それでいて安くなかった。4シーターモデルで246万9千円。装備内容がほぼ同等レベルで30kWh電池を搭載するN-VAN e:は270万円である。23.1万円差。電池容量1.5倍! こらもう迷わないでしょう。間もなくダイハツ開発の電気軽商用車も価格が出てくると思う。電池自動車を買うなら電池容量と価格のバランスで決めるべき!

ということでミニキャブMiEVの価格が229万8千円とかで出てきたら大いに推奨したと思う。30kWhと47万円違えば10年後に電池交換してモトが取れる可能性あるし、1日あたりの走行距離が少ないという使い方であれば、15年/10万kmで償却したら30kWhと同等の総合コストで済む。いずれにしろ20kWhのミニキャブMiEVは少しばかり高いです。

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2 Responses to “リニュアルした電気軽商用車ミニキャブMiEV、適正価格より20万円くらい高かった”

  1. アミーゴ5号リボーン より:

    このところユーチューブで、北欧やテスラをはじめとして、世界中がEVに対して阿鼻叫喚状態という動画をよく目にします。

    実際に本人が取材した一次情報ではないので、動画は見ていませんが、実際のところどうなのでしょう?

    最近の世界の電力高騰やテスラの様子を見ると、当たらずとも遠からじという感じ。

    世界の情勢をさておいても、日本の軽商用EVと軽EVが、もっとも地に足のついたEV普及の取り組みだと思います。

  2. トヨタ車ユーザー より:

    三菱の軽商用は、たぶんスズキのOEM。
    なので、そのまま待っていればダイハツ・トヨタ・スズキの軽1BOX・BEVが回ってきたと思うのです。
    しかし、サクラ・ekを持っている三菱・日産(特に日産)のプライドが許さなかったのか?
    補助金はさておいて、導入コストに厳しい軽商用のBEVだから250万は切りたかった、それだけがコンセプトな不誠実な仕様だと思います。
    発表通り補助金込みで200万切りをできなかったホンダのほうが、素直な感じがしてしまいます。それにあちらはピラーレスとかACCとか付く予定ですからね。

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