リーフの電池寿命、だんだん解ってきました。予想より悪い

メディアは正しい情報を伝えるのが役割である。されど新型リーフの記事を読むと、電池寿命について触れているケース無し。単に「良い」という評価を伝えるのみ。厳しいこと書いたら日産との関係が怪しくなってしまう。知らんぷりするのは得策かもしれません。ちなみに先代リーフについてお詫びしなければならない。

結果として皆さんを騙したことになりました。リーフの電池劣化の件、日産の技術者に何度も確認して書いたことなのだけれど、悲しいかな信じるしかない。私は技術者ってウソを付かないという性善説を取る。今回、その後の訂正や修正情報も貰っていないため完全に騙され、読者諸兄にウソを伝えてしまったことになる。猛省です!

リーフのセグメント表示、サポーターの方からの情報によれば、セグメント1個欠けで85%。2個欠けになれば78,75%だという。日産の説明だと電池の経年劣化は1年で1,5%。使用した劣化が1万kmあたり1%ということだった。したがって5年/5万kmなら7,5%+5%で12,5%。本来なら1セグも欠けないハズなのに、セグ欠け当たり前である。

鶴亀算をすると5年で2個欠けは14万km近く走らなければならない。けれど2個欠け状態すら5万kmくらいしか走っていないリーフでも多発してます。また、保証される4個欠けは66,25%にまで劣化しなければならない。現在中古で出回っている初期型前期型リーフの場合、3個欠け~4個欠けの間だから、おそらく70%といったあたりだと考えてよかろう。

となればフル充電時の航続可能距離100km代は十分納得出来る。気温の低い冬場について言えば、回生で戻ってくる電力の充電能力が著しく低くなるから、ヒーターを使わなくたって60kmも走ったら「充電しなさい」表示出てしまう。初期型の前期モデルのリーフは、電池交換しなければ、いかんともしがたくなると思う。

実際の劣化は、経年が1年あたり2~2,5%。走行で1万kmあたり1,5%というイメージか。5年5万kmだと80%前後。セグメント1個か2個欠けになるということ。ということを隠しているため、電池残量を公開出来ないと言うことなんだと思う。新型リーフの電池劣化特性についての情報なし。初期型より改善してるらしいが、解らない。

少なくとも初期型前期のリーフユーザーに対する対応策は必要だと考える。放置したらゴミになってしまう。初期型前期のプリウスのような電池の生涯補償とまでは言わない。せめて2011年当時のコメントである「将来は適正な価格で電池交換出来るよう考えてます」くらい守って欲しい。電池のリサイクルを行えば、不可能ではないと考えます。

すべてクリアになったら、そもそも電気自動車好き。リーフを応援したいと思う。

 

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ