三菱元気なし

2007年は登録車7万8千台+軽自動車14万2千台の22万台。それを20万台にするワケ。「現実的な数字」と見ることも出来るが、最初から負けを考えながら戦うようなものです。三菱自動車低迷の理由は客観的に分析すれば非常に簡単。悪いイメージを払拭するようなブランド戦略を全く行っていないことと、省燃費技術に興味なく見えることの2点である。前者についてブランド戦略と関係する部署に属す三菱自動車の何人かと話をしたことがあるけれど、皆さん全くと言っていいくらい感心を持っておらず。「何もしなければやがて悪いことは忘れてくれる」、と考えているようなのだ。つまり積極的な”善行”にゃ興味なしということ。「ミツビシミテカラ」でイケると思っているらしい。これじゃ大きく凹んでいるイメージを取り戻せまい。100歩譲って「日本に必要な良い企業」というイメージを作れなくても、燃費さえ良ければ実需が増えます。すぐ出せないにしたって、スバルのディーゼルの如く情報くらい出せば話題になってイメージも向上するのに。VWのDSGと同じ特長を持つSSTを大々的に採用していきたい、という意志表明くらいしたらどうか。最近の三菱自動車を見てると、なんだか疲れ果ててしまったように感じてならぬ。45歳以下の元気ある幹部候補生が頑張るのは今だと思う。

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