三菱自動車の妙な株価値動き、売っているのは日産。買っていたのは三菱グループだった?
今年の6月「三菱自動車にナニかが起きている」と書いた。どう考えても妙な株価の値動きですから。流れからすれば、大株主の誰かが誰かに平均株価連動の株価で売っているとしか思えない。問題になるの、売り主です。三菱自動車の最大株主は日産で34%。次に三菱商事の20%となる。どちらかなのだけれど、すでに動いている株数を総合すれば20%をとっくに超えており30%前後。
例えば6月26日の妙な値動き
となれば、日産が売り主で買い主は三菱グループということになります。もちろん確証無し。単なる予想。逆から読んだら「うそよ」だ。そんな中、ブルームバーグが日産の三菱自動車株売却のニュースを伝えた。曰く「三菱自動車株について売却を含めた資本関係の見直しの検討に着手した」。そんなニュースが事前に流れたら株価に影響を与える。つまり終わった話かと。
すでに日産が持っていた34%の三菱自動車株は、私の計算だとほぼなくなっていると思っていいんじゃなかろうか。もちろん日産と三菱自動車なので経産省にも報告済み? 日産にとっても三菱自動車にとっても悪い話じゃないと思う。日産は三菱自動車の責任を取る必要無く、そもそも三菱自動車との提携策はゴーンが決めたもの。ゴーンと関係無くなった今、清算するのも手。
三菱自動車にしても日産だけでなくルノーからもアレコレ言われたり、植民地政策を押しつけられる可能性あった。新社長のモト、独自で再興を計る決断をしたのだろうから、単独で動いた方が動きだって早い。また、すでに動き始めていた日産との協業は止める必要無し。お互いメリットだけ追求すればよいと言うことになります。いろんな意味でスッキリするかと。
後は三菱自動車の独自再建策です。加藤さんの”明るさ”に期待したいと思う。三菱自動車頑張れ!
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