中国では自動運転が急速に増えている。日本も考え方を変え、ホンキで取り組んだ方がいい

以前も紹介した通り中国はタクシードライバーがストを起こすほどのイキオイで自動運転車が増え始めた。遠からず普及の段階に入るかもしれません。翻って我が国を見ると、人口少なくなった地域や予算の余裕のない自治体は公共の交通機関が次々となくなり、タクシーすら人手不足などで十分稼働出来なくなっている。イヤイヤ始めたライドシェアも使い勝手悪くていかんともしがたい。

もちろん我が国も自動運転はやっているフリをしている。地域での自動運転バスの運行や、高速道路での自動運転プロジェクトなど動いてます。されど今のシステムだと「人が運転席に座った運行」だったり、場所を限った高速道路の自動運転だったりと、伸びしろ無し。私も八丈島での自動運転バスに乗ったけれど、このまま無人走行出来るようになるかといえば「う~ん」。

ゴール見えないです。だったら過疎地域で路面に埋め込んだガイドラインを電気軽自動車使い20km/hくらいでトレースさせるなど、完全自動運転の可能性のあるモビリティから始めるべきだ。もっと言えば我が国で喫緊に解決しなくちゃならないのは過疎地域の移動手段。今はゴルフカートなど使っているケースもあるが、安全性やエアコンなど考えたら電気軽商用車です。

幸い日本の過疎地域は治安がいい。イタズラという非常に難しいロバストを考えないで済む。中国は監視社会でイタズラの抑制をしているけれど日本じゃ難しい。だったら犯罪のない地域でやればいい。街中での自動運転や高速道路の自動運転はイタズラを防ぐ手段を構築することなど出来ないと思う。アメリカで相次いで自動運転のプロジェクトが躓いているのも、そんな理由です。

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3 Responses to “中国では自動運転が急速に増えている。日本も考え方を変え、ホンキで取り組んだ方がいい”

  1. AKIO より:

    結局、事故った時に誰が責任を取るかですよね。
    中国だと埋めてしまえばOKなので問題なし。
    アメリカだとお金で解決
    日本だと刑務所に誰か送らないと気が済まない。
    この辺は、政治的判断が必要ですね。
    裁判所が変な判決出さないような法整備もね。

  2. スポーツカー好き より:

    この件、一番の障害は国交省と警察だと思います
    役所関係の仕事もしてますが、役人はとにかく責任を取りたくないのです
    安穏に定年迎えて年金貰うのを至上としてる人が多いと感じます
    だから書類至高主義
    意見具申しても前列が無いの一辺倒
    節約をしてお金を別に回せばいいのに予算を余らせない
    ま、こちらも商売だから多くは言いませんが
    わざわざ新しい事をするのは面倒なのかリスクを取りたくないのか
    勿論、違う人も居ますがそういう人が多勢だと思います(個人的見解です)

  3. トヨタ車ユーザー より:

    自動車メーカーが行う自動運転はレベル4はもうできていると思います。アメリカで試験しようと思えばできるし、トヨタ、日産、ホンダは少なくともやっていた…。
    レベル4はおそらく運転事業者が使うのだから、始業点検とかも義務付けられます。もう少しその辺を信用していいと思います。現状、公共交通機関であるバスやタクシーには少し優先権があります。それと同等扱いでいいと思います。(本当ならバスを煽ったり前に割り込んだりとかとんでもないこと)

    対人衝突防止(自動ブレーキ)ができているなら後は車同士ですが、これもお役所がブレーキをかけている車車間通信を導入すれば自動の譲り合いで回避できるかと。DCMもメーカーオプションのナビ・オーディオディスプレイを選べばついてきます。国土交通省は一時期道路側に仕掛けをつけて何とか支配することを考えていたようですが、結局何の案も出てこなかった。

    それに、もうゴルフカートを公道に引っ張り出して自動運転とか言わないでほしい。外国人に見られたら恥ずかしいです。

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