中国の自動車販売、壊滅的に落ちたかと思いきや最も厳しいホンダで対前年比-50,8%でした

良い意味で相当驚いた! 中国の自動車販売台数、目も当てられないほど落ち込んでいるかと思いきや、一番厳しいホンダですら3月の対前年比で-50,8%。1~3月だと同-33,8%(1月下旬から中国広域で新型コロナ禍が広まった)。最も落ち込みが軽微だったトヨタは同-15,9%と-22,1%。トヨタ、3月に入り販売台数を回復していると言うこと。日産とマツダはトヨタとホンダの間に入ります。

アメリカはどうか? 3月に入り大幅に台数を落としているが、マイナス幅は日産とホンダ、スバル並んで3月の対前年比-48%。マツダ-42%。トヨタ-38%といった状況。4月はもう少し落ちると思うけれど、こんな状況の中でクルマが売れていること自体、心強い! 中国でもアメリカでも日本車は強い価格競争力を持つ。5月あたりから販売が上向きになれば、良い角度で上昇出来そうだ。

ヨーロッパも調べてみた。最初に新型コロナ禍が起きたイタリアはさすがに厳しく、3月の対前年比で全需が-85,4%! ちなみに1月は同100%。2月同-8,8%だったから、3月でガックリ落ち込んだワケ。少しタイムラグあり新型コロナ禍になったスペインは同-69,3%。フランス同-72,2%。上手に対応出来ているドイツを見ると同-37,7%に留まっている。状況、数字に表れます。

興味深いのは韓国で、新型コロナのクラスターが発生して大騒ぎになった2月こそ同-21,9%となったものの、3月は早くもプラスへ回復し同+9,2%となった。といった販売台数を見ると、当初恐れていたような大幅な販売台数減が半年以上続くようなことにはならない雰囲気。もしかすると2020年の販売台数、対前年比で-30%くらいに抑え込める可能性も見えてきた。朗報だと思っていい。

私が販売担当なら新型コロナ禍により緊急事態宣言解除になった国や地域で「復活コロナ禍特別セール」なんかやってみる。1ヶ月くらいの期日を設定し、金利ゼロや特別値引きなど普段より良い条件など、お見舞い的なセールやりますね。中国に聞いてみたら、辛い状況の反動かオサイフの紐が緩んでいるそうな。自動車産業は新型コロナ禍の支援をしっかりやっておくといい。 

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