今や一人勝ちになりつつあるトヨタ。日産やホンダはどう考えているのだろうか?

何度も書いてきている通り、クルマという商品はプラスの存在。必要だからと買うというより、ワクワクしながら選ぶもの。クルマ嫌い世代からすれば、移動の道具として最低限のニーズを満たす軽自動車選ぶんでしょうけど。クルマに関心の無い人は、情報力も少ないため、ダメな性能だって気にしない。それで助かっているメーカーもあるから面白い。

ただ日産やホンダは、それなりに高価なクルマを売りたいところ。高額車は利幅だって大きい。実際、リーマンショックまで日産もホンダもスバルも三菱自動車も高額車が好調だった。20年前で支払総額400万円以上のレガシィやパジェロなど飛ぶように売れていたほど。されど今やホンダなんか軽自動車メーカーだし、日産だって客単価下がりました。

なぜか? こらもう簡単。広報がクルマという商品の本質を理解できず、攻めなくなったからだ。いや、むしろ広報は企業防衛のためのものであり”攻め”より企業を”守る”ための部門だと考えている。不祥事対応ですね。考えていただきたい。トヨタは会長自ら攻めてます。日産やホンダを見てると守るのみ。失点は防げるものの、勝つことなど出来ません。

広報としてみれば「攻めるのは宣伝」だと思っているようだけれど、メディアって札束でほっぺた叩かれて記事作ってもよい仕事出来ない。そもそも人気記事にしなくちゃならないという気持ちにならないですから。案件やペイドパブと呼ばれている記事、当然のごとく忖度に終始し(私はダメなモノは受けない)信じられないし面白くない。「攻め」にならずです。

このギョウカイを40年見てきたけれど、今の日産とホンダほどプラス方向の仕事してない広報はなし! 守ることしか考えていない。ムカシから広報は社長の代弁者とも言われてきたけれど、確かにそうかもしれません。どちらの社長も全く出てこないですから。そうこうしているうち、クルマはドンドン売れなくなっていく。3年くらいすると話題にもならなくなる?

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5 Responses to “今や一人勝ちになりつつあるトヨタ。日産やホンダはどう考えているのだろうか?”

  1. 猫まんま より:

    今から30年くらい前はトヨタは完全に守りの姿勢。品質向上と故障の少なさを磨いていた。モリゾウさんになってからとにかく攻めの姿勢。新型車をどんどん投入してもはや一人勝ち状態。ついでにスバル、マツダ、スズキを傘下に加えてトヨタ連合が完成した。
    日産は昔から言ってることがころころ変わって朝令暮改は当たり前で車を売るより組合潰しに必死だった。でもセドグロスカイラインなどファンも一杯居た。ゴーン会長が来て日本人には理解の出来ない中村デザインで日本では売れなくなった。V35スカイラインとかレパードJフェリーとかブルーバードとか。もう中国と北米だけでいいと思ってるみたい。
    ホンダはとにかく車の品質が悪く、寿命が3年とかブレーキがさっぱり効かないとかボディ剛性があまりにも低いとか当たり前でした。でもポリシーだけは有って勢いは有った。今売れていないのはミナミンが戦犯ですね、元F副社長を招聘して軍法会議にかけてもらいましょう。次期フリードはSTPWGN顔になるとか。ホンダ大丈夫か?ぶっさいくな丸4灯インテグラで大失敗しても同じ過ちを繰り返す。デザインがそこそこ良ければFITとかもっと売れると思います。
    現在は実質的にトヨタグループ、日産連合、天邪鬼なホンダの3グループに再編されているんで大きな動きは無いように思います。ホンダがトヨタと組むとかやれば変わるかもしれませんけど。

  2. トヨタ車ユーザー より:

    いまのトヨタを見ていると、昔の元気だったころのホンダを見ているようです。
    逆に、ホンダは昔のじみなスターレットやカローラ2を作っているようなトヨタを思い出してしまいます。
    ホンダは米国でインテグラやCR-Vより大きいモデルを出しているので、日本国内は完全に手抜きされているように見えます。円安ではあるので、日本で作ってアメリカに持って行けば全体の利益にもなるので、それでペイ。
    意味ありげに見えたN-ONE・N-BOXの大きく変えないFMCも、手抜きに見えてきました。
    ホンダからすれば、CR-Vもインサイトもクラリティも売れなかったじゃないかといいたいのでしょうが、トヨタは同クラスの車をしっかり売っています。その差を見て考えてほしいです。

  3. 子分 より:

    HONDAはリコール遅く深刻なトラブルを撒き散らしての今かと。自分のヴェゼルも嫁のフィットも酷いよ。動かない、急発進する、変速できない、坂道発進失敗、安全装備の誤作動、急に固まる等々。リコール本当に遅く何度も恐い思いをしました。うちは自分も嫁も長距離通勤だから年間3~4万km走るのでみなさんよりトラブル遭遇確率も3~4倍。HONDAの恐ろしさを身を持って体験しました。企業倫理の低さダントツだからこそ多走行しない軽自動車は適任。日本人の安心安全のためにも普通車から全撤退を望みます。

  4. アミーゴ5号リボーン より:

    ホンダの新しいスローガン、Howなんちゃらのプロモーションビデオを見ました。

    見終わった感想は、
    「んんん。で、なんだっけ?」

    そもそも、中身からして具体性が何も無い。おそらく、耳障りの良い単語をインプットして、どこぞのスカした生成AIにでも作らせたのでしょう。

    唯一このAIが仕事をしたと思うのは、本田宗一郎さんの直筆を冒頭に持ってきたこと。

    最初にこちらの一文字が無かったら、最後までどこの会社かわからなかった。

  5. アミーゴ5号リボーン より:

    追記です。
    やはり言わずにはいられない。

    あちらの「夢」の文字。
    本田宗一郎の直筆だと認識できる人は、ほぼもれなく御高齢様です。

    それにあのビデオは全世界向けだから、国によって伝わり方が違うと思うけど、漢字、伝わらんですよ。

    それにですよ、
    今や国内でのホンダは、N-BOXのメーカーだし、今の若者はかつての偉人さんに興味を持っていないから、世代が若くなるほど、宗一郎さんのことすらわからなくなっている。

    ホンダにおかれましては、
    可及的速やかに意味不明なビデオではなく、足元を見てください!

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