今年の春くらいからトヨタを除くメーカーは国内販売で大苦戦することになるだろう

2023年の新車販売台数が発表された。登録車と軽自動車を合計した全需は477万9086台で、2022年より13.8%も増え新型コロナ禍前の2019年を超えている。ただ生産台数が回復してきたのは2023年の夏以降であり、トヨタなどの状況をみると依然として大量のバックオーダーを抱えてます。2024年に大きな社会問題など発生しなければ、さらに台数伸びるという予想も。

2024年の新型車予想

一方でトヨタを除くメーカーの需要は頭打ちになってきた。前述の通り2023年の台数って平均すると前年比増13.8%となる。個別の数字といえばホンダ4.6%。日産6.9%。マツダ10.3%。スバル5.1%と、平均に届いていない。26.5%という数字を出したトヨタの一人勝ちだったりする。2024年はトヨタの強さが一段と顕著になっていくことだろう。

すでに納期情報を見ると、日産はエクストレイルが2~3ヶ月掛かっているだけで他の車種についちゃ1~2ヶ月と事実上の即納。あれだけ勝ち誇っていたセレナのeパワーだって即納です。ホンダも急激に納期が短くなってきており、春くらいになれば日産と同じく全モデル即納になることだろう。マツダとスバル、三菱自動車についても同じ。トヨタだけ納期掛かっている。

トヨタも生産が順調なので徐々に納期は短くなり、受注を再開するモデルだって出てくると思う。そうなればトヨタから流れていたユーザー達はググッと減る。ノア買えないからセレナ買う、といった人が減って行く、ということです。加えて半導体不足などによる供給台数減により、ディーラーは強気のビジネスに慣れてしまった。ベテランの営業マンも減っている。

決定的なのは商品力のある新型車が出てこないこと。結果、今年の春くらいからトヨタ以外のディーラーは大苦戦することになるだろう。まぁそうなることは2~3年前からハッキリ解っていたことであり、私なんか「もう解ったよ!」と言われるくらいホンダや日産などやる気の無さを書いてきた。遠からず明確になると思う。解っていたことだけに残念でならない。

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4 Responses to “今年の春くらいからトヨタを除くメーカーは国内販売で大苦戦することになるだろう”

  1. 片岡聡 より:

    予想できていないはずはないと思いますが
    会社単位になるとなす術なくなってしまうのはどうして?

    それほど大きな事業ではないですが
    我が身にも翻って考えなければと思いますね。

  2. デーブ より:

    儲からないから、やらない。
    儲からないやらない。
    危ない橋は、渡らない。
    そんな事の結果がもう目前なんだと思う。
    メーカーの影響を受けディーラーまで腐っていやがる。

    ちゃんとやっている所が生き残る。

    自然の摂理ですな。

  3. さとう より:

    今年は国内のトヨタのシェアが益々上がるということでしょうか。
    来年の今頃結果がわかりますね!

  4. トヨタ車ユーザー より:

    なんというか、皆さんトヨタのおこぼれで食っていると。
    トヨタ車ばかりになっても独占禁止法(笑)違反になっちゃうから、納期を遅らせているのかなと、変な方向に考えてしまいます。
    この辺をまじめにとらえて対策をとるか、このまま「おこぼれ商売ができる」となってしまうかが、分かれ目ですね。
    モータースポーツの話題は少ないですが、波に乗っているデリカミニ、PHEVのCMを積極的に打っている三菱は、平均に届かなくても車種別では頑張った値が出そう。
    打つ玉のないホンダ(今年はフリードくらい。アコード・オデは数が出ない)は地盤沈下でしょうかね。
    能登半島地震にトヨタ・ホンダでFCEV発電所で助けてあげられたらと思いつつ、地方は水素ステーションもないし山道は寸断されているし。難しいところですね。

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