今年のCOTYはノート!

今年の日本カー・オブ・ザ・イヤー(以下COTY)はノートに決まった。60人の選考委員のうち、14人が満票の10点を投じ、さらに2番手の点を入れた人も多く得票数を伸ばした。2位となった86/BRZも10点は14人居たものの、ノートと違いスポーティに振ったモデルな上、コルベットと競合し2位の点数が少なかった。今年のように10点が割れる時は2位の点数をたくさん取ったクルマ有利。

私はMIRAIに10点を入れた。初めて選考委員になった1989年の初代セルシオから、買ったクルマがあれば10点を入れている。自分で買ったクルマに10点を入れずどうするってことです。もちろん初代プリウスやリーフ、4代目レガシィなど全て10点です。ちなみにMIRAIの10点は7人。驚いたことにエンジン好きかと思っていた松任谷さんもMIRAIに10点でした。

選考委員の点数

ノートだけれど、数日前に旭川でスタッドレスタイヤの試乗した時、試験車だった。先代ノートの4WDはちっさいリアモーターだったこともあり後輪は走り出しのみ駆動するだけだったけれど、新型は高出力になった。コーナーでアクセル踏むと面白いように曲がってくれる。個人的にはブレーキ回生技術が無いため高い点数を付けなかったものの、それを除けば良いクルマだと思う。

惜しかったのがアウトランダーPHEV。12人が10点を投じている。三菱自動車は早いタイミングから「テクノロジーCOTYをお願いします」と言っていたため、本賞に点を入れる選考委員が減ったと思う。加えてナンバーの付いた試乗車を用意できなかったのも減点材料になった。あと2ヶ月早くナンバー取れ、公道での試乗会などできればCOTYを穫れたかもしれない良いクルマです。

COTYに強いホンダだけれど、日産は副社長のグプタさん。トヨタ/スバルもGR部門のプレジデントやスバル開発陣のTOPなど開発部門の責任者が会場でメディア対応していたのに対し、ホンダは寂しかった。試乗会場のホンダブースも選考委員の数が少なく「今年は厳しいかも」と思った次第。ノートに負けない良いクルマなので2位の点数をもう少し獲得できたらずいぶん違う結果になったと思う。

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