休日なのでマジメな内容を。2020年からエンジン車も無音に近くないとダメ?
電気自動車やハイブリッド車は「自動車趣味の華である音がしないからツマらん!」と皆さん口を揃える。確かにクルマの楽しさの半分程度が耳や身体で感じる音圧によるもの。筆頭は競技車両です。直管排気となってるグループNでアンチラグ効かせSSを全開走行してるときのエンジン音&排気音って、ヘルメット被っていても最高に素晴らしい! あれほど良い音は他で聞いたこと無し。
閑話休題。自動車の騒音規制がヨーロッパと日本で極めて厳しくなる。なかでも不利なのは車高の低いクルマ。今年から発効した『フェーズ2』では加速走行騒音規制で72dbから70dbに下げられた。ヨーロッパでは2020年から68dbの『フェーズ3』になると言われており、このレベルだとパワフルなスポーツエンジンじゃクリア出来ないレベル。事実上の高性能車禁止に近いという。
だからこそポルシェやフェラーリもモーター駆動のクルマを続々発表しているのだった。どうやらヨーロッパは本気で純ピストンエンジン車の禁止を考えているようだ。現在はメーカーに対する規制値と、車検クリアの規制値が若干違うため多少は楽しいエンジン音を楽しめるものの、遠からずアウトになると考えていい。気持ち良いエンジン音を楽しめるの、旧型車だけになる?
かくなる上は、電気自動車や燃料電池車で音を楽しむしかない。基本的に大きな音がしないモーター走行車ながら、逆に考えれば純粋に音を楽しむことだって出来る。車外に居たら超静か。運転している際、車内に官能的な音を響かせれば良いのだった。考えてみたら”運転する人が楽しむ音”は車外に聞かせる必要など無い。オーディオを外に向かって鳴らすのがオタンコなのと同じ。
そう考えたら、騒音規制もあまり深刻じゃないような気がします。問題はどういう音が官能的か、ということに尽きる。現在、MIRAIでどんな音を出したらいいのか思案中。少なくもエンジン音を出したってアカン。一定の音質でもアカン。ということが解ってます。人工的な音もやり過ぎたらニセモノっぽくなるし。なかなかやり甲斐のあるテーマかもしれません!
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