新型クラウンも受注開始。絶好調、らしい!

5月16日から新型クラウンの先行受注が始まっている。愛知トヨタなど開始日1日で1300台受注したという。他の地域も好調らしく、発表日の6月26日時点で3万台超のバックオーダーになっている可能性大。なぜか新型クラウン、昨年の東京モーターショーに出展されて以後、驚くほどの人気度。Webメディアのオートックワンも、クラウンの記事がずっとNo1だったほど。

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クラウン出れば乗り継いでいる地場産業の知り合いは先週末にディーラーから連絡あって見積もりを持ってきたそうな。嬉しそうな顔をして「納期はグレードによって年内ギリギリかもしれません。豊田さん(仮名)の分は確保してありますので早めに納車出来そうです」と言われたそうな。もちろん新型クラウンの価格やスペック、ディーラーに行くと教えてくれる。

ということで価格を。新型クラウンは2リッター4気筒直噴ターボと、2,5リッター4気筒ハイブリッド、3,5リッターV6のハイブリッドというラインアップとなり、価格は『S』グレードで比較すると、474万6千円/497万8千円/623万7千円。V6は突出して高いが、こらもうLS500hなどにも採用されているシステム出力359馬力の超パワフル&上級パワーユニットだからだ。

価格はほぼ現行モデルと同じ。内容といえば、クラスで最も性能低かった自動ブレーキが世界TOP級の性能にグレードアップされたり、先代の初期モデルだと装備すらなかったセキュリティシステムも日本最高レベルの”防波堤性能”になったりするなど、ベンツやBMWに全く負けていない。日本車としちゃ安くないものの、輸入車やレクサスISあたりと比較したら割安感すら漂う。

確かにCクラスや3シリーズ、A4あたりに乗っていると、Eや5やA6へステップアップしようとしても、なかなか高価だしボディサイズも一回り大きくなってしまう。クラウンが良いクルマなら1度乗っておくのもいいかな、と考えるかもしれません。もちろん乗り心地がKYBならアウツですけど。いや、KYBでもミライくらいの上質感出ればOK。そうそう。シャシはLSと同じです。

考えてみたら、日本市場でこのカテゴリーはトヨタしか残れなかった。日産フーガも販売されているけれど、今や風前の灯火状態。次期モデルはインフィニティQ70として開発されているため、日本市場だとスカイラインのように受け入れられまい。気合い入れて開発したレジェンドだって超フル装備で707万円と新型クラウンと同等ながら、ビジネスとしちゃ厳しい販売台数だ。

トヨタのみ地盤を守れており、他のメーカーは縮小均衡が続く。このあたりで攻めに転じないと手遅れになります。

 

 

 

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