全く期待せず6月27日封切りの映画『F1/エフワン』の試写会に行きました~
レースを扱った映画はたくさんあるけれど、ほとんどの作品が荒唐無稽で萎えちゃう。私の中ではTOPが『栄光のル・マン』で、2位『カーズ3』。3位『栄光への5000km』です。その他はぶつけっこだったりヒネくれていたり大げさだったり。そもそも設定が「なんだよそれ!」だったり。中身はインチキの連続です。ナニを隠そう『F1/エフワン』も”ほぼ”期待していなかった。
いろんな知見を持つとデタラメが酷すぎたら見ていられない。ミッションインポッシブルの最新作なんか潜水艦のシーンから完全に受け付けなくなりました(笑)。トップガンマーベリックで辛抱ギリギリ。しかし! この映画、最初から実際のF1GPの画像をガンガン使っている。フェルスタッペンもハミルトンもサインツもウォルフも出てくるのだった。
加えてシミュレーションやデータ画像、ムービングベルト実車風洞など、見たことないモノも出てくる。ホンモノかどうか不明ながら、F1好きとしちゃ見入ってしまう。ちなみにレースシーンは2024年シーズンで実写とCGを上手に使っている。劇車はダラーラF2ベースながら、ホイールベースを伸ばしたりエアロパーツをF1風にしたりしている本格派。まず見抜けない。
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内容について紹介するのはヤボなので映画館で! 主役のブラッドピットは59歳。鍛えられた体つきで自分と比べたら悲しくなる。また「なんでレースに出るか?」という問いや、気合い入れてスポーツやった人なら知ってる「ゾーン」の話なんかも出てくるあたりがヒネたジジイをウナらせる奥行きになってます。ということで栄光のル・マンの上にランクしたい。
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