円安と円高、自動車産業はどちらがいい?

もう0.1秒も考えることなく円安がいい。日本から輸出すれば競合車より安い価格で売れる。現地で生産して販売して得られる利益(外貨)を日本に持ってくれば、日本円に換金したら増える。デメリットは材料費の高騰ながら、販売価格に於ける原材料費の価格なんか数%にしかならない。それだって5円くらい円安に振れればチャラになってしまう。エネルギーコストだって同じ。

だからこそ我が国の自動車メーカーは史上最高レベルの利益を上げているし,売れ行きが伸び悩んでいるメーカーすらしっかり収益を確保出来ているのだった。理想で言えば160円くらいの円安が永久に続いて欲しいと思えるほど。おそらく1ドル=160円なら、どんなモノでも日本で生産し、輸出したら儲かる。平行してエネルギーと食糧の自給率を上げてやれば素晴らしい国になる。

いくらならいいか? 今まで日産は1ドル=145円で利益を出せるようなビジネスをしていた。他のメーカーも140円台で想定していたと思う。よって160円を突破したら超美味しい。逆に日産で言えば145円は想定内。140くらいでも何とかやっていけるだろう。そもそも1年半前まで120円台だった。120円も耐えられるようなクルマ作りをしていると思う。繰り返すが160円美味しい!

120円以上にななるとどうか? 新車を輸出している企業は厳しい。急いで対応したって間に合いません。赤字を出すことになると思う。日産など突如2024年度の想定為替レートを155円という円安にした。こらもう140円になったって厳しいだろう。赤字にならないの、ほぼ輸出はしていないホンダ、スズキ、ダイハツと、世界中でバランスよく売れているトヨタくらいだ。

円安が続くことを願う。

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