円安ながらホンダもマツダも海外へ
円安になっても国内生産へのシフトは起きない、と先日書いたけれど、ホンダとマツダが海外工場の増産体制を発表した。まずホンダ。カナダ工場に今後3年間で約860億円を投資。生産ラインの拡充を行う。ここで北米向けのシビックを増産する。
一度は海外生産を大幅に縮小したマツダも再び海外に出ようとしているようだ。タイに建設中のトランスミッション工場の隣に、まず年間3万台規模のエンジン工場を作り、来年の後半から生産を始めるという。マツダは海外で世界販売台数の5割を作る計画。
こういうニュースを見ると、日本の政治家は先を読む目がないとジミジミ思う。工場は国家にとってのベース。主食のようなもの。円安なのにドンドン出て行ってしまうという事態は常識じゃ考えられない。企業から居心地が悪い国だと言われているようなモノです。
道路や堤防を作っても、雇用が無ければ人は定着しない。働き手だってどんどん都会に行ってしまう。いや、復興事業でお金が落ちる地域についちゃまだ良い。気がつけば荒れ果てた農村や漁村だらけになっていることだろう。国民の選択だからやむなしか?
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