厳しい時は粘るのみ
このところF1もWRCも日本勢が冴えない。というか「絶
不調」と言ってもよかろう。ベルギーGPの予選のホンダを見ていたら、カスタマーエンジン+決して十分と言えない開発コストで作られたシャシに遅れを取っ
てしまってます。トップ争いに加われないにしても、予選Q1落ちの常連じゃあまりに厳しい。
WRC
も冴えない。スバルは新型インプレッサが迷宮に入ったような感じ。WRカー、グループN共に速さ&信頼性に問題を抱えている。スズキなど2008年モデル
のホモロゲを見送り、どうしたいのか解らない状況。10月12日に富士でF1。10月末は北海道でWRCが開催されるのに。このままだと大金を投じてイ
メージダウンしているようなもの。
モータースポーツに限らず、「どうしようもない」環境に
陥っている人や企業や組織は日本中にご〜ろごろしてるんじゃなかろうか。考え方を変えれば「ドン底」。ここまで来れば、もう落ちる場所もない。いや、もっ
と落ちそうな人(これは私)や企業や組織だってあるか? いずれにしろこんな時こそ「ダメだ」と諦めず、開き直って頑張るしかあるまい!
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モータースポーツを見ていると、優れたレーシングカーを造る技術と優れた市販車を造る技術って関連あるのだろうか?と、ふと疑問に感じることがあります。
勿論、カテゴリーによっては市販車に近いクラスもあれば、F1のように航空機に近い空力の技術を必要とする場合もあるとは思います。しかし、いずれにしても現在最重要な技術テーマである環境技術とモータースポーツで培われたノウハウとの関係性は薄いのではないかと想像しています。
例えば、F1や外観だけ市販車のスーパーGTで得たノウハウはプリウスにどれくらい?
日産のクリーンディーゼルには?
といった疑問です。
恐らくGT-Rには、それらのノウハウはフィードバックされているとは思いますが。
そう考えてみると、昔ほど市販車にフィードバックできる技術分野が少なくなっているのではないでしょうか?
まぁ、イメージの上ではモータースポーツで強いメーカーは高度な技術力を持っている感じはしますね。個人的にはル・マンのアウディTDIなんかはその例ですが。
今年のF1でボロボロ状態のホンダですが、車好きの私は来年のインサイトに大いに期待しています。
もし仮に今年ホンダがF1でいい成績を収めていたら、車好きじゃない一般の人は、F1のイメージとインサイトを重ね合わせて注目するのかもしれませんね。