古いクルマはカッコ良いけれど毎日の足として使うのは推奨しません
古いクルマに乗り続ける、というのはカッコ良いことだと思っている。ただし毎日の足にすることをすすめるかとなれば「いいえ」です。1990年代中頃から衝突安全基準が大幅に高くなっており、その前と後ろとじゃ全く違う。百聞は一見にしかずで、下の動画を見ていただきたく。日産「ツル」はメキシコで2017年まで生産されていたサニーで、基本設計は1990年式。
日本仕様だとB13サニーなのでオフセット衝突が導入される前の設計。方や2016年式のバーサは日産ラティオ。同じような車格だと考えて貰ってよい。カーtoカーでオフセット衝突させると、ツルのドライバーが生存していると思えない。基本設計が1990年代前半までのクルマはすべてこんな感じだとい考えて間違いなかろう。大切なお子さんとかに乗せちゃアカンです。
大きいクルマなら安心かとなれば、それも違う。1990年代以前の設計だとオフセット衝突したら1990年代後半のクルマより柔らかい。堅いクルマの衝撃を見事に吸収しちゃう。もちろん古いクルマに乗っているドライバーは生き残れまい。上の動画は「マリブ」というミドルクラスながら、最新モデルならコンパクトカーだって余裕で生存できることだろう。
はたまた古いクルマに乗り続けるのはECOだ、という意見がある。環境問題からすれば”少し”理解できます。なぜ少しなのかといえば、クルマを生産する時に発生する二酸化炭素の排出量という点からすれば少ないかもしれない。けれど排出するガスの汚染度は圧倒的に大きい。ハイブリッド車など最新型車の大気汚染物質、20年前のクルマの100分の1以下ですから。
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