XC40B5の48Vマイルドハイブリッド、乗って楽しい理由がわかりました!

48Vの欧州式マイルドハイブリッドを搭載したXC40B5に試乗してみた。すでに試乗レポートなど多数出回っているのだけれど、おしなべて評価高い! ナニが良いのか? 都内から高速道路、郊外の一般道、ワインディングロード等々ジックリ乗ってみたら、なるほど! 今まで日本車が使っていた12VやMX-30の24Vマイルドハイブリッドと違う特徴を持つようだ。 

XC40B5に搭載されるのは2リッター4気筒の直噴ターボ250馬力/350Nmとなる。ターボのため当然ながらアクセル踏んでからトルク出るまで若干のタイムラグあります。日本車のマイルドハイブリッドもアクセル踏んだ直後からオイルタネーターをモーターに切り替えてトルク出す。やってることは同じ。けれど12Vや24Vでも圧倒的にパワー足りないんだと思う。MX-30は6,9馬力です。

一方、XC40B5のオルタネーターに電気を流すと13,6馬力という、まぁまぁの主力を出す。このパワー、ボルボはアクセル踏んだ時のアシストとして上手に使っている。とはいえモーターが稼働している手応え無し! むしろアクセルレスポンスの良いエンジンのように味付けしているのだった。したがってアクセル踏むと普通なら一旦速度落ちるように感じる。

もちろんパワーダウンなんかしないけれど、アクセル踏んで加速するという期待値を下回るため失速した感覚になってしまう。このブブンだけ13,6馬力のモーターで補っているのだった。したがってアクセル踏むと失速感無し! これが素直さや気持ちのよさに繋がっているんだと思う。上手な味付けだし、48Vのメリットをしっかり活かしている。

なかでも町中や一般道など回転数低い時に顕著。高速道路など回転数上がっているときは基本的にターボラグの少ないエンジン特性のため明確な差は感じない。町中や一般道などクルマが軽くなったような感覚です。ブースト掛かってくると250馬力という十分なエンジンパワー出てくる。このあたりがXC40B5の面白さになっているんだと思う。楽しいです。

ちなみに燃費は練馬から軽井沢往復の333kmを流れに乗って走り14,7km/Lという250馬力エンジン積むSUVとしてはリーズナブルな数値。休日の相棒として使うなら十分納得できる燃費だと思う。最近話題のアイドルストップだけれど、48Vのバッテリーは圧倒的に耐久性高いリチウム。再始動もベルトだから超滑らかだ。普通に稼働させて問題ないと考えます。

何より驚いたのが乗り心地。スポーティグレードとなる『Rデザイン』ながら、今までの標準グレードより滑らかで上質の乗り心地になった。現在販売しているXC40に乗って乗り心地で不満を感じることは無いと思う。というか積極的に「いいね!」できるほど。ボルボに限らず輸入車って年次改良毎に乗り心地良くなっていく。こらもう仕方ない。複筒式ならネオチューンできます。

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