大手メディアで”窓ガラスを割る道具”を紹介しているけれど”イタズラの道具”になりかねない。窓開けを!

いささか心配な状況だと思います。下の写真、何の道具だと思いますか? クルマの窓ガラスを割る道具なのだった。従来のタイプ、緊急時に目立つオレンジ色のハンマー形状。ここにきてキーホルダーにもなるサイズで、外見もなんだか解らないタイプが出回っている。そして台風10号で水没したクルマから脱出するときの道具としてTVで紹介されてます。

確かに携帯していたら緊急時に役立つ。そして強力だ。バネが仕掛けられており、ガラスに密着させボタン押すだけで窓ガラス(フロントはヒビ入るだけ)見事に砕け散る。ただセキュリティを考えたらどうだろうか? ハンマー形状であってもケンカの時にカッとした人が、人の頭に振り下ろすという事件あった。チカラが一点に集中するため威力大きい。

コンパクトなタイプは人に使われることなどないと思うが、イタズラに使われたら困ったモンです。只でさえクルマ嫌いの人は少なからず存在しており、イヤがらせにキズ付けたりする。決定的な悪意無くても、判断能力の無い子供だとイタズラでガラス割りたくなるかもしれない。遠からず社会問題になると危惧します。なんたって1000円くらいで買えますから。

むしろ大手メディアには、水没しクルマが止まったり浮いたりしたらパワーウインドゥを操作しての窓開けを啓蒙していただきたく思う。水没車の状況を見ると、完全に水没していてもワイパー動いていたりハザード点滅していたりする。水没直後であれば100%パワーウインドゥは動くと考えていい。「ドアが開かない!」と悪戦苦労せず、窓を開けましょう。

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1 Responses to “大手メディアで”窓ガラスを割る道具”を紹介しているけれど”イタズラの道具”になりかねない。窓開けを!”

  1. natumenatuki より:

    アンダーパスでの水没が頻繫な状況です。水没し掛かったら、パワーウインドウを開ける事を先ずは教習所の段階で教えるようになると良いと思います。
    浅い水深でも水圧でドアが開かないとパニックになってしまいますが、おっしゃる通りパワーウインドウはどんな豪雨でも開く様に出来ていますから、水没したら下がらないと言う様な誤った報道は止めて、先ずは冷静に窓を下ろして、そこからの脱出を啓蒙すべきですね!

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