安定重視の日産車の方が乗って楽しい三菱より魅力的に見えるのはなぜ?
日産と三菱自動車の雪道試乗で、それぞれオフィシャル写真を送ってきた。以前も書いた通り日産の4WDって生活四駆。安定性を重視しており楽しさは考えていない。しかし! 写真見るとどうよ! 基本的にアンダーステアなんだけれど、私ら可能な限りサイド引っ張ったりして曲がろうとテクニック使う。そこにカメラマン居ます。するとこんなん撮れちゃう。
こんな姿勢になれば楽しいですよ実際
リーフなんか徹底的にアンダーステアだ。ノートならサイドブレーキで姿勢作れるものの、リーフは電気式サイドブレーキのため、いかんともしがたい。それでも送られて来た写真の中に、キッチリ走れている感じがありました。このコーナー、緩くて次がストレートのためインカット中に前輪荷重してます。このコースの中で最も良い姿勢になる。そこで撮ってる。
リーフもよく走るし
フェアレディZはトラクションコントロールをカットしたらオーバーステアとの戦いだ。でも全てのコーナーで戦っているかといえばそんなことなく、雪質良いコーナーだと笑っちゃうくらい楽しめます。隣に座ってる林君、笑ってるでしょ? こういった写真使った記事が出れば(しかもヨイショ上手の原稿であれば)、日産車で雪道走るの楽しいということになります。
GT-Rはさらに楽しかった~!
三菱自動車の写真を吟味したけれど、ラリー車のようにテールアウトでコーナー攻められちゃうアウトランダーPHEVやエクリプスクロスの写真、ぜ~んぶアンダーステア。苦しんで走っているようにしか見えない。ということでここでも使いたくないです。「曲がって楽しい!」という私のフィーリングを上手に伝えられないからだ。むしろウソ書いてるようになる。
すんごい悪条件で走ってます
メディア的に使えそうなのは上下2点のようなカットです。これまたアンダーステアながら、デリカD5のタフさ感や強さを表現出来る。でも楽しさという点で物足りないですね。アウトランダーPHEVで、雪道ながら外側輪がグッと沈む込み、さらにわずかなカウンターステアでテール激しく流れているカットなんかあれば三菱印の4WDの特徴をバッチリ表現出来た。
デリカD5もロックモードで踏めば「ひゃっほ~!」です
いや、そういった走りを楽しんでいたものの、証拠無いとヒョウロンカが「出来もしない走り」を妄想しているように感じちゃう。やはり三菱自動車はアピールが上手じゃないと思う。全ての面で、もう少しキッチリと魅力を伝えられたらイケると考えます。技術者や広報に代表される現場の皆さんは頑張ってるのに、何か歯車合わない。昔の三菱ってどこより歯車が噛み合っていた。
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