新型スープラ、難しいかと思っていたが成功するかもしれません

古い考えだと言われるかもしれないが、仕事の出来る人は1)休日も仕事に関わっていること。2)自社の製品が大好きであることだと思う。アライヘルメットの原田さんという人は、専務というポジションなのに冬でもバイクに乗っていろんな場所に行ってる。「凄いですね!」と聞いたら「メット屋はバイクに乗らないと解らないですから」。この人が居る限り安心だ。

1月で異動したトヨタの広報のNさんは、双子説が流れるほど休日のイベントに姿を見せる。当然ながらこのギョウカイで最も有名になった。そして根っからのトヨタ好きです! Nさんに限らず、週末のイベントに姿を見せ(仕事が趣味ということでもある?)、自社の製品が好きな人は高く評価されます。その逆の人は表向きのつきあいしか出来ず、何の影響力も持てない。

1970年代から日本車が急速に進歩したのは、マッドな人材によるものだと思う。残念ながらここにきて薄味の人ばかりになってきた。閑話休題。新型スープラである。実車を見た時は「このスタイルじゃ厳しいかもしれません」。初めてハンドル握った時も「まだ仕上がっていないですね~」と思った。現代の「あっさり風味」でアピールしたら、きっと売れまい。

昨日のこと。掲示板にこんな書き込みがありました。「オートメッセに行ってきました。トヨタの車両説明の担当の方が本当に丁寧に答えていただき、30分以上もスープラの話を聞かせていただき心が踊りました。直6のサウンドが本当に気持ち良いとか、JBLのオーディオがレクサスより音が良いとか、オープン前提のシャシーでクローズにしているので剛性が良いとか、トヨタ流チューニングの技も教えていただき、価格によってはBMWのスポーツクーペがトヨタの安心感と価格で買えるかも? と思うと本当に欲しくなりました。試乗したいと思います」。

数日前に書いた通りオートメッセのトヨタブースに居る説明員、普段は本社の開発部門でクルマ作りをしている。そういった人が30分もクルマの魅力を熱心に説くなんて凄い! 思い返してみれば4代目レガシィはすでにステーションワゴン人気終わったタイミングで発売された。皆さん「売れないだろう」と言ってたほど。しかし売る側と作る側の意気込みが凄かった! 

結果、完全にレガシィの世界を作り出し大成功。COTYまで獲得したほど。新型スープラもそんなクルマになるかもしれません。聞けばハンドリングは大幅に改善されたという。考えてみたら私が乗ったのはプロトタイプだった。しかも開発担当は情熱の多田さんだ。モリゾウさんもスープラについて熱く語ってる。正式発表が楽しみになってきましたね!

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