新型スープラのデザインどうよ?

ここ2~3日、なんで新型スープラについて書かないのか、と聞かれます。結論から書くと、評価は2年後に出そうと思っているからだ。スープラに限らず、このカテゴリーの輸入車って見た瞬間の印象と、しばらく時間経ってからの印象が大きく変わる傾向。走りのレベルも一般的にデビューイヤーと2回くらいモディファイを受けた3年目くらいのモデルと全く違う。

個人的なファーストインプレッションは「あまり理解出来ない」というもの。おそらく皆さんの80%くらいが私に近いと思う。というのも私の感性、飛び抜けていない。絵で言えばピカソやムンクを理解するようなレベルの高さにゃ到達してないってことです。セザンヌやモネを好む凡人なのだった。頑張ってもロールスロイスくらいまで。ベイロンになったらピカソ見るようです。

そもそもサーキットの狼で洗脳された私らの世代、スポーツカーといえば好みは長いエンジンをフロントに積むロングノーズじゃなく、ミドシップ。BMWでいえば歴代のZ3やZ4も理解出来ない。やっぱりケイマンやエリーゼなのだった。サーキットの狼の読者は皆同じような嗜好だと考えます。したがって正直に書くと価値観がワカラン。ただ見慣れたら案外良いかも、とも思う。

どんだけ好きになれるか、と言い換えてもよかろう。従来型スープラには猛烈なシンパシーや思い出がある。デビューした時、徳大寺師匠とアメリカまで乗りに行きました。新型スープラには現時点で思い入れ無し。試乗レポートを読むと正直な人とヨイショな人でこれほど大きな差があるの、珍しい。私は「ポルシェやベンツも初年度はこのくらいのレベル」だと考えます。

86/BRZもそうだけれど、多田さんのクルマは息が長い。86なんてデビューから7年も経つのに未だに古さを感じさせないばかりか、依然魅力的だ。忖度しない人達のスープラ評は「バッサリ!」といった体で厳しいけれど、そもそもこの手のクルマってシビックやマツダ3と違いたくさん売ることなど考えていない。最初から儲けようっていう魂胆のクルマぢゃないです。

出すことに意義がある?

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